実際に読んだことは無いのですが、私も気になっていろいろ検索しているうちに、

◆山中音和（やまなか・おとわ）さん「十日物語」

…という15年くらい前の作品が出てきて（←初出誌は1994年花とゆめ12号）、あらすじの
詳細までは判らないものの（←生き別れに育った双子の兄妹の恋愛モノで意外なラストと
いう点がお探しの条件に当てはまるかと）、私の心にミョーに引っかかりまして…つぐや
さんの御記憶には、この作者＆タイトルは浮かびませんか？？

「山中音和　十日物語」等でキーワード検索すると、情報が多少出てくると思います。
ファンの方が山中さんの画をＵＰしているサイトもありますので、画柄なども再確認
されると良いのではないでしょうか？？

ちなみに、この「十日物語」は単行本収録されているようなので（花とゆめコミックス
「少年帝王（2）」に同収）、古本が入手出来れば、チェックしてみては如何でしょう？

先日「山中音和さん『十日物語』？」とレスしましたが、再レスです。

その後ブックオフで中古本を入手して実物を読んでみたのですが、つぐやさん
が仰っている内容とほぼ一致しましたので、この作品で間違いないと思います。

＞お母さんが浮気か離婚して、兄はお父さんの方に妹はお母さんの方で別々に
＞お互いが似すぎていることもあり、どんどん惹かれて。
＞親の都合で会わせたにもかかわらず「会わせなければよかった」と引き離す。
＞兄のほうが家族と外国にいって、なにか事件に巻き込まれて死んでしまう。

↑この展開で合っていますよ。双子の兄は「泉」、妹は「美和」、妹と一緒に
育った姉は「真奈美」という名前でした。

双子母が妻帯の男と付き合って妊娠（この前に生んだ娘が真奈美なので、姉だけ
は異父きょうだい）、本妻に子供がいなかったため兄が父側に引き取られ、２人が
高校生になるのを待って親が会わせます。

双子が再び引き離され兄の一家は渡米、その後情勢不安の国で暴動に巻き込まれて
一家は行方不明に（この辺りは、美和のモノローグで説明終了です。）

＞そして妹はその後知り合った人と結婚することに
＞実はその人は

高校生の双子が引き離され10年後、美和が結婚することに…今度は誰も反対しな
いのですが、その婚約者と2人きりになった時に美和が涙を流します。
ネタバレなので書きませんが、実は婚約者と美和には大きな秘密があったのです。
（…これが意外なラストにつながります。）

＞１０年愛だかそんなタイトルがついていたような気が
＞１０年待ってくれたら僕たちは愛しあえる、みたいな台詞が

最後に高校時代の回想があり、その時に泉が美和に「十年待てる？」と訊く。美和
が「待てる、10年待つとどうなるの？」と返す。すると泉が「みんな幸せになれる、
もう誰にも邪魔させない」と答える…という場面があります。

双子が恋したのは10日間の出来事だったが、その10年後に全てが結実した…と
いう話でした。何度か「10年後」という単語が登場するので『10年愛みたいな題？』
と思われたのかもしれませんね。

中古なら入手出来ますので、是非読んでみてください。

返事が遅れまして大変もうしわけございません。

リリアン編みさんがおっしゃるとおり、この話で間違いないようです。
「１０」がひっかかっててタイトルが混乱していたようです。
くわしく調べていただいてありがとうございました。
さっそく中古をさがしてみたいとおもいます。
ありがとうございました。