復刊ドットコム相談室
あの本のタイトルが知りたい
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2006/04/10(返答 30件)
受付中
小学国語教科書。明治~昭和初期の日本。夏の電車(バス? )の中での話。
約30年前になりますが、小学校の高学年の国語の教科書に掲載されていたお話です。
明治~昭和初期の日本の電車(バスだったかも)の中。
暑い夏の日で無風状態。うんざりした人々がイライラして乗っています。
車内には、勘亭流の文字で書かれた広告が張ってあります。
たしか、何かの事情で急停車したと思うのですが、その時、誰かが持っていた(女の子だったと記憶しているのですが)夏ミカンの匂いが車内に広がり、その瞬間人々は、しばし暑さを忘れ、ほっとした気持ちになる・・・といった内容でした。
内容は、昔の日本の随筆といった感じのものでした。
(この話をすると童話の「車の色は空の色」ではないかという方もいますが、全くの別物です)
覚えていらっしゃる方、情報お願いします。
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回答
No.1なんとも言い難いが
芥川龍之介「蜜柑」だろうか。
参考URL:http://www.geocities.jp/sybrma/47akutagawa.mikan.html
2006/04/11
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回答
No.2うーん・・
30年も前じゃないですが、教科書かそれに類するなにかでそんな話を読んだような薄らぼんやりした記憶があるような・・。
路線の先が事故とかなんか理由はわすれましたが止まってしまい、皆がイライラを募らせているところへ(経緯は忘れたけど)夏蜜柑の香りが・・・のような。
夏蜜柑というと、これも確か教科書あたりに載っていた、おこづかいを貯めて農家の倉にしまってある夏みかんを(病気か身重かの)お母さんのために買いに来るきょうだいの話のほうが印象が強くてほかのものわすれがちです; -
回答
No.3ありがとうございます。
>パチプー文学オヤジさん、ありがとうございます。
もしかしたら・・・と見てみましたが、残念ながら違うものでした。
有名な作家の随筆ではないかと、私も思ったのですが。
>リュートさん、ありがとうございます。
お話自体は日常の一コマといった感じでインパクトが薄く、覚えている方が少ないかも。
私はなぜだか、その時の授業風景まで未だに覚えていて、それだけに、もう一度読んでみたいです。うーん、どなたの随筆なんでしょうね。 -
回答
No.4うろ覚えですが
私もそのようなお話に記憶があります。
当方20歳の大学生です。 -
回答
No.5何度か載っていたものなら
教科書によっては、読み物などを纏めて収録したものがあったと思うので、そういうものが出されている系統であれば、もしかしたら見つかるかも・・。
読売新聞の本コラムで、本の探偵として本探しをしている「赤木かん子」さんが教科書掲載ものについて返答していたときに例を挙げられていました。
(切り抜きどこかにあるんですが・・;出版元名失念)
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回答
No.6辿り着きそうで・・・
>さゆきさん、ありがとうございます。さゆきさんも読んだんですね。
ということは、何度も掲載され、多くの方が読んだということになるのですが、どうも印象の薄い作品のようです(汗)。
>リュートさん、ありがとうございます。
赤木さんのものでは「この本読んだ? おぼえてる?」という本を、以前書店で発見し手に取ったのですが、それには童話が収録されていました。
教科書掲載の作品でも、なかなかタイトルや作家に辿り着けませんね(涙)。 -
回答
No.7教科書
私もそれ読んだことがあるような気がします。
図書館で教科書そのものをお探しになって見せてもらうのがよいのではないでしょうか。
小学校高学年ならだいたいあたりはつけられると思いますし。
googleで教科書、図書館で検索してみてください。
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回答
No.8教科書
その教科書がどこの出版社だったかわかりませんか?
もし光村図書のだったら、光村のサイトからある程度は検索できます。
(表紙画像・年度・タイトル・著者名だけですが。)
参考URL:http://www.mitsumura-tosho.co.jp/bookland/
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No.9壷井栄?
>マッシュルームさん、rukinekoさん、ありがとうございます。
教科書の出版社もどこだったか全く覚えていないので、いろんな出版社を検索してみたところ、学校図書の5年生の教科書に「夏みかん」というタイトルを見つけました。壷井栄です。
これではないかと・・・これであって欲しい。
図書館で壷井栄の本を探してみます。全集があれば、どれかに入っていると思うのですが。 -
回答
No.10違いました・・・
図書館で調べましたが、壷井栄ではありませんでした。がっくり。
なんと、リュートさんが書いていた、身重のお母さんのために夏みかんを買いに行くお話が、壷井栄の「夏みかん」でした。
昔の教科書を検索出来るサイトで、いろいろ調べてみたのですが、それらしいタイトルが見つからなくて。 -
回答
No.11多分…
rukinekoさんの貼られたリンクの中の作品では、あまん きみこさんの白いぼうしに夏みかんが出てきたと思います。
お話は殆ど憶えていなくて、白いぼうし・夏みかん・ちょうちょう(多分)というキーワードしか覚えてないのですが。
現在も掲載されている作品だそうなので紀伊国屋や三省堂など、教科書を扱っている大きな本屋さんなら確認できますよ。 -
回答
No.12私も…
「辿り着きそうで…」の後あたりに「『白いぼうし』では?」と書き込もうとしたのですが…。
書き込む前に調べたら、「白いぼうし」は「車の色は空の色」シリーズのうちの一話だと知って、やめてました。
でも、国語の教科書で夏みかんといったら、これしか思い出せません。
タクシーや蝶の記憶はありませんか?
私の見た教科書では、挿絵がいわさきちひろさんでした。
「車の色は空の色」というシリーズがあり、その中に「白いぼうし」が含まれることを、今回初めて知ったので、書き込んでみます。 -
回答
No.13あの夏みかんは壷井さんのでしたか。
国語や道徳の本だと「タイトルのない例文用短編」のようなものもあった気がします。そうなるとタイトルで捜せないので、教科書がどれだったか割り出さ
ないと見当がつけにくそうですが;; -
回答
No.14違うんです~~
>lunallenaさん、みけさん、ありがとうございます。
そうなんです。「白いぼうし」は、「車のいろは空のいろ」シリーズの中の一話なんです。
教科書、夏みかん、乗り物の中、それがキーワードになると、皆さんこの作品を思い浮かべるんです。
でも、私の使った教科書には「白いぼうし」は載っていなかったし、話の内容が全く違うんです。
時代も違うし、童話ではなくて随筆なんですよね。
>リュートさん、そうですよね。
これだけ調べても分からないということは、その線が考えられますよね。
これは、難しいかも・・・ -
回答
No.15お役に立てませんでした。
「教科書 夏みかん」で検索しても白いぼうししか引っ掛からないですね。
手掛かりになるかも知れないサイトのリンクを貼っておきます。
大阪府立国際児童文学館(小学校国語教科書掲載 文学作品リスト)
http://www.iiclo.or.jp/data/mukogawa_1992.html
国会図書館国際子ども図書館(教科書も収蔵されているので、お近くにお住まいなら)
http://www.kodomo.go.jp/index.jsp -
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No.16もしかして
なかなか見つからないようですが、小学国語ではなく、道徳の教科書とか副読本とか、あるいは中学だったとか・・・そういう可能性はないでしょうか?
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回答
No.17いろいろとありがとうございます。感謝。
>lunallenaさん、rukinekoさん、念のために中学の教科書なども検索してみましたが・・・
分かりません・・・
タイトルも作者名も覚えていないから、難しいです(涙)。
授業で使ったので、国語の教科書と思い込んでいて、実は別の本だった、ということもあるかもしれませんが・・・
ああ、後退催眠で、あの頃に戻って思い出したい!! -
回答
No.18夏みかんの思い出?
ちがうかもしれませんが、昔の道徳の副読本(文教社 中学生の新しい道3)で
夏みかんを題材にしたのがあったとおもいます。ちがうお話だったらごめんなさい。
2006/05/06
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回答
No.19うーん・・・
>Runahimeさん、ありがとうございます。
読んでみないとなんとも言えないのですが、夏みかんが出てくる作品は、道徳の副読本にもあったんですね。知りませんでした。 -
回答
No.20ここならきっと!
捜索が難航していて私もなんとかお力になりたいのですが、なかなか良い方法がありません。
-が!江戸時代から今日まで全ての教科書を所蔵しているここならどうにかなるかもしれません。
国立教育政策研究所教育研究情報センター、その名も「教育図書館」です。
_masaki_さんが、
いつ (年号。小学校在籍年代で幅広くとった方がいいでしょう。)
どこで(〇県〇市立〇〇小学校等)
使用されていた教科書に掲載されていたものかを特定すれば、かなり範囲を狭めて検索することができますし、万が一見つからなくても教科書の出版社を特定することは間違いなくできるはずです。
いきなりは見つけられなくても、少しずつヒントを集めていけばきっと辿り着けるはず!
先ずは第一歩。頑張ってみてくださいね。
参考URL:http://www.nier.go.jp/homepage/jouhou/toshokan/
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No.21迷宮入り?
>poponさん、ありがとうございます。
タイトルも作者も出版社も特定出来ないのですが、みなさんが教えて下さったサイトで、しらみつぶしに検索してみました。
しかし、これだ!と確証の持てるものに出会えないままで・・・。
解明される日が来るといいのですが、困難のような気もしてきました。
書き込みも、なんと20件を超えましたね。
いろんな情報を提供して頂き、ご協力、本当にありがとうございます。 -
回答
No.22この話は確かに国語の教科書です。
時々思い出します!昭和50年ごろでしょうか。東京書籍だと思います。わたしが通っていた公立小学校では「あたらしい国語」でした。この話の中に「縮みのシャツ」を着た男、というのが出てきていて、それをイメージできず困りました。今で言う綿ローンのシャツなんでしょうか?退屈な話でしたよね。^^
車の色は空の色ではありません。 -
回答
No.23見つかりそうですね。
車の色は空の色が掲載されているのは光村図書の教科書です。
東京書籍ということなので東京書籍の教科書図書館、東書文庫のURLを貼っておきます。
参考URL:http://www.tosho-bunko.jp/tosho_nituite_index.html
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No.24壺井榮の「夏みかん」でしょうか?
lunallenaさんが教えてくださったサイトで記憶を頼りに探してみました。ズバリ「夏みかん」というタイトルで小学高学年の教科書にあります。が、残念、内容はわかりません。検索サイトで同名の著作を探してみましたがありません。図書館の蔵書目録サイトのようなところなら確かめられるでしょうか?
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回答
No.25壷井さんではないことがすでに判明しています
この書き込みのNo.83055にて、すでにご本人が確認の上、違うとおっしゃってます。masakiさんも、内容の記載に付け加えていただいたほうが、みなさん迷わないかもしれません。これだけ書き込みが増えてくると、下の方までなかなか見にいかないですものね。冬だったら芥川の「蜜柑」が反射的に出てきますが、季節が真逆、なんて残念な!
しかし、検索をいろいろかけましたら、「随筆」と「夏蜜柑」で、石丸正というひとのものがひっかかりました。(昭和初期とのことなので、もしかしたら原題は漢字かもと思い)といっても内容が確認できないのですが、日本随筆家協会編で、41編をまとめた「柊の花」という本がでていて、それの目次の一部が下記です。「夏蜜柑」入ってますよね~。他のタイトルからみても、内容の年代はかなり古いようなので、あたりだといいのですが・・・教科書に載っていたことがあるかどうかは確認していません。ごめんなさい。まだこちらを覗いてくださっていますように。
たばこ七五三
除雪に思う
風呂の煙
目なしダルマ
節句に思う
迎え火
軍用毛布
懸子一杯の酒
枯れたおしゃれ
長髪
独り言
テレビモニター
恥をかく
幸福のかぎ
あの日の小学生
美しく老いる
時計
夏蜜柑
大山登山
山歩き
柊の花〔ほか〕 -
回答
No.26下の続きですが
「教科書と児童文学」という研究書があるようです。No.83021でご紹介のあった「大阪府立国際児童文学館(小学校国語教科書掲載 文学作品リスト)http://www.iiclo.or.jp/data/mukogawa_1992.html」は1992年度以降の収録作品なので新しすぎますが、このサイトの前段として、この研究書があるもようです。内容紹介ページを下記にはりつけておきます。巻末で、戦後の児童文学収録作品が資料として一覧できるようです。ただし、随筆は児童文学とは呼べない場合が多いので、もしかすると役に立たないかもしれませんけれど。いろいろ言ってすみません。
http://members.jcom.home.ne.jp/tn_delamancha/sankou/ka-gyou/ki_007.html -
回答
No.27石丸さんのは
石丸正さんの夏蜜柑は内容が違うので残念ながらお探しのものではないと思います。
何か情報が欠けているか思い違いがあるのかもしれませんね... -
回答
No.28あの~……
前の書き込みからかなり時間がたっているので、もう必要ないかもしれませんが……。
私は教科書で見たのではないのですが、少し前に受けたテストの問題の本文になっていたもので、志賀直哉の「出来事」という作品があります。
舞台は電車で、乗客はみな暑さでぐったりとしています。
車内には勘亭流で書かれた芝居の広告があります。
少しすると、線路に向かって子供が走ってきて、ブレーキをかけたが間に合わず、子供は電車とぶつかります。
みんな子供が死んだと思ったのですが、子供は運よく電車の前部についていた網に引っかかり、助かった、というものです。
この後、若者が子供をしかったり色々あるのですが、テストに載っていた範囲が短いのか、夏みかんに関することは全く出てきません。
代わりに、事故が起こる前に白い蝶が車内に入ってきて、騒ぎが収まるといつの間にかいなくなります。
もしかしたら、と思ったので書き込みました。でも、全く違う作品かもしれないです…。 -
回答
No.29Re: あの~……
残念!
志賀直哉の「出来事」には夏みかんは出てきません。
人ごとながら、答えが知りたいです。。。 -
回答
No.30もしかしたら
志賀直哉の「出来事」と他の話が記憶の中で混ざっているのではないでしょうか。
最初に回答した頃には忘れていましたが、そもそも「夏みかん」は夏の菓物ではありません。
現代なら兎も角、昭和初期には夏まで保存する方法は無かったはずです。
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