ご記憶とは少々異なる話なのですが。
18年前になりますが、岡野薫子の「桃花片」という作品が、小学校６年の教科書に載っていました。
以下は記憶をたよりに書いたあらすじです。

物語は、ヤンという老人？が陶器をつくる作業場で子供時代を振り返る場面から始まります。

かつて、陶工の父を持つヤンは、父が湯飲みなどの日常品ばかり作って
後世にのこるような芸術作品を作らない事に不満を持っていた。
やがて著名な陶芸家になったヤンは、芸術家として世に認められながらも、
満足の行く作品を作る事ができずに思い悩む。
ある日、名品と呼ばれる水差し（？硯に水を入れる道具）「桃花片」が
とある旧家から発見されたという知らせを受け、早速見に行くと…

という内容です。
ちなみに書き出しもなんとなく覚えているので一応
「ろくろがはずみをつけて回りだすと、そこに叩き付けられた土（陶土）の塊は、のびあがり、ふくらみ、へこみ、生き物のように形を変えながら、美しい壷に生まれ変わった。」
こんな感じだったと思います。 ご参考までに。

糖花さん、ありがとうございます。

確かに記憶とは違いますが、でも記憶に自信がないので大変気になります。
というか、段々そんな話だったかもという気がしてきました。

ちょっと検索したりしてみたのですが、
「桃花片」の入った本は家の近くの図書館の蔵書にもなさそうです。
もっとよく調べてみます。

最後のところは、父親の作品だと知った主人公が
ふらふらっと外に出て行く感じでしょうか？

是非探して読んでみたいと思います。
ありがとうございました。

お探しの話だといいのですが…

＞ ちょっと検索したりしてみたのですが、
＞ 「桃花片」の入った本は家の近くの図書館の蔵書にもなさそうです。

私も検索してみたのですが、掲載されている本はもう発見済みでしょうか？

あおいろの本 (七いろの童話集)/ 坪田譲治・選 実業之日本社 1967

というアンソロジーに入っているようではあるのですが、
古い本ですので、大きな図書館じゃないとおいてないかもしれないですね。
最寄りの図書館で申し込めば、他の図書館から借りてくれると思いますよ。
あるいは、教科書センターという施設に行くと、その地域の歴代の
教科書が閲覧できるみたいです。（各都道府県にあります）
ちなみに「桃花片」は、東京書籍「あたらしい国語」６年下（96年版）
に掲載されています。

＞ 最後のところは、父親の作品だと知った主人公が
＞ ふらふらっと外に出て行く感じでしょうか？

これはちょっと記憶にないのですが…（すみません）、
確か、水滴（水差しじゃなくて水滴というみたいですね）をひっくり返して
父親の刻印である爪の痕を見つけてあっとなった、という終わり方だったと
思うのですが、これはあまり自信がありません。

下は教科書センターの所在地一覧です。お役に立てれば幸いです。

参考URL:http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/center.htm

糖花さんのおっしゃる、教科書に掲載されていた『桃花片』でしたら、『もう一度読みたい国語教科書　小学校篇』（ダルマックス／編）という本が2002年にぶんか社から刊行されていて、それに収録されていました。
現在は入手困難なようですが、出版年が新しいので、比較的見つかり易いのではないかと思います。
見つかるといいですね。

糖花さん、桃花片に間違いありませんでした。

記憶がかなり違っていたにもかかわらず、
気づいてくださってありがとうございました。

bareeさんの教えてくださった本を入手できて読むことができたのですが、
初めは私も『あおいろの本』を探すことから始めてました。

教科書センターという施設があること、
そこで教科書の閲覧ができることなど全く知りませんでした。
教えてくださってありがとうございます。

色々お手を煩わせてしまいましたね。
おかげでもう一度読みたかった作品を読むことができました。
とても感謝しています。本当にありがとうございました。

『もう一度読みたい国語教科書　小学校篇』を古書で入手できました。
教えてくださってありがとうございました。

読んでみましたところ、探していた小説は桃花片に間違いありませんでした。
手にすることが出来てとても嬉しいです。

本当にありがとうございました。