立原えりかさんには「ユニコーン」という作品があります。短編で『立原えりか作品集5』（思潮社）や『木馬がのった白い船』（角川文庫）に入っています。
ただ、ラストはご記憶のものとすこし違うようです。少女は森の中でユニコーンと出会い、年をとらずに一緒に暮らしていたのですが、ある日人間の男と出会って森を出て行き、ふつうの主婦になって年老いていく。ユニコーン（青年）との再会シーンはこの作品にはありません。同じような設定で別の話も書かれているのかもしれませんね。

早速お返事下さいましてとても嬉しいです。rukinekoさんは立原えりかさんの作品をたくさんお読みになったのでしょうか？私が探している物語は、短編ではなくてけっこう長いお話だったと思います。でもその頃、立原えりかさんの本ばかり借りて来て読んでいた中に、今回情報をお寄せ下さった短編も入っていたような気がします。今度そちらも探してきて読み直してみたいと思います。どうもありがとうございました！

私も「ユニコーン」という短編しか読んだことがないんですが、立原さんは、その後、この短編を「喰人鬼の噴水」という長編に書き直しているそうです。私は未読ですが、噴水とありますし、長編だということなので、そちらかもしれません。絶版ですが、立原えりか作品集７に収められています。参考になればとよいのですが。

「喰人鬼」とはまた、ショックな題名ですね。人食い鬼が出てきたかどうかというのは記憶にないのですが、全く題名が思い出せないのは、ひょっとしてこういう小学生には難しい言葉が入っていたせいなのかもしれません。噴水がどんな役割を果たすのだったかも、あまりはっきりと覚えてないのですが、確か初めて一角獣と出会うのが噴水のそばで、最後のシーンで同じ場所に人間の姿になっている一角獣を車の中から目にするのですが、自分はおばあちゃんになっていて話しかけたりすることは出来なかったのだったと思います。お教えいただいたタイトルで先程検索してみましたら古本のオークションなどでこの作品は読むことが出来そうです。是非手に入れて読んでみたいと思います。もし読めたらまたご報告させていただきたいと思います。どうもありがとうございました。

私もこの話を中学生ぐらいの時に読んだ覚えがあります。
かなり昔に読んだのでうろ覚えですが、”喰人鬼”は単に噴水の名前で、二人の物語には直接関係無かったと思います。確か、この噴水は二人にとって重要な場所で、喰人鬼にまつわる悲しい伝説があった・・・という風な展開だったと思います。ご安心を。

こんばんは。えりぴーです。ＥａｓｙＳｅｅｋにつながってる他のところに、本を注文するため登録したら、ニックネームが変わってしまいました．．．
そうだったのですか！当時、刺激的な本が好きだった私が、いかにも手にとってみそうな題名ですし、そのわりには忘れちゃったというのも、あらすじとあまり関係なかったからに違いありません。作家名がはっきりしてるにもかかわらず、多作家なこともありタイトルがわからないせいで、今まで読みたくてもずっと読めずにいました。でも、皆さんのおかげでやっと読めるのですね。嬉しいです。本当にどうもありがとうございました！

古本屋さんに注文していた「喰人鬼の噴水」が昨日届き、ずっと探していた本と数十年ぶりに再会しました。かすかに憶えていた断片はその通りでしたが、初めて出会う場面は噴水ではなく、あるホテルのレストランだったことや、噴水がスイスのベルンにあったこと、主人公の少女がフルート吹きだったことなどは、読んでみてから思い出しました。今読んでもファンタジックな夢にあふれていて、私自身も少女に戻ってわくわくしながら読みました。
　rukinekoさん、Ｋ仙人さん、貴名さん、掲示板を管理して下さっている方、心より御礼申し上げます。本当に本当にどうもありがとうございました！！