あの本のタイトルが知りたい

一覧へ戻る

• 2005/07/19（返答　0件）

  受付中

  

  ２５年位前のピエロが出てくる絵本

  当時、通っていた保育園を通して毎月（隔月？）薄い絵本を受け取っていました。その中の一冊だったと思うのです。
  真っ暗な森があります。うっすらと黒い線で木や動物の形が見えそうな感じもしますがページ自体が一面の黒。その片隅に一人のピエロがいます。カラフルな衣装を着て、でもひとりぼっちで。ピエロは淋しくて淋しくて涙を流します。その涙で服の色が溶けて、色のなかった世界にほんの少しだけ色がつきます。ピエロは嬉しくなって、どんどん自分の服や体から色を周りのものに塗っていきます。やがて森は色とりどりの動物や植物でにぎやかになりますが、その時あのピエロはすべての色を使い果たして消えていた、というお話です。
  本当に小さな頃に読んだ絵本ですが、ピエロの淋しさと明るくなった森にピエロだけがいないという切なさが、子ども心にすごく印象的でした。ご存じの方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。

  ryo-ka