復刊ドットコム相談室
あの本のタイトルが知りたい
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2005/06/20(返答 9件)
受付中
トム・ティット・トット
20年以上前に読んだ児童書です。
多分外国の民話集で、表題作の「トム・ティット・トット」の他にたくさんのお話が入っていました。内容はかなりうろ覚えなのですが、覚えているのは
・「トム・ティット・トット」の最後、女の子が名前を当てる時の台詞が
「おいらの名前がわかるかな おいらの名前がわかるかな ウフフフフ あんたの名前は トム・ティット・トット
っていうんでしょ」
・「青ひげ」みたいな話で、女の子が屋敷に入るのにたくさんの門をくぐる。門の上に言葉が書いてあって、最初は「勇気を出せ―勇気を出せ」次に「勇気を出せ―勇気を出せ ただし勇気を出し過ぎるな」みたいな。
・女の子が魔物か何かから逃げてくる話で、女の子は「髪ひとすじ橋」という髪の毛ぐらいの細さの橋を渡って逃げる。魔物は重くて渡れないので逃げ切れる。
・「トウシングサのずきん」の話も入ってたかも
・挿絵は古川タクさんのようなシュールな線画。表紙は赤い。表紙の絵は、「髪ひとすじ橋」を渡る女の子の絵。
検索でそれらしいのが引っかかってはくるのですが、表紙絵が見られないので確信が持てないのです。どうしてももう一度読みたいので、出版社や訳者等ご存知の方、教えて下さい!お願いします!
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回答
No.1ほるぷ出版のなら…
表紙の絵が見られました。(下記アドレス)
が、お探しの本は東洋文化社の物かも知れませんね。
(トム・ティット・トット(世界民話童話翻訳シリーズ)イギリス民話集1)
1981年発行ですし…。
見つかると良いですね。
参考URL:http://www.c-rights-net.gr.jp/childnet/books/p_book/0501.html
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回答
No.2追加です
こんな表紙も見つけました…。
(12)『イギリスとアイルランドの昔話』です。
消去法で見つかるといいのですが。
参考URL:http://homepage3.nifty.com/gungungun/sub12.htm
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回答
No.3ありがとうございます
みけさん>わざわざ調べていただいたようで、感激です!
東洋文化社の物は、どこかで表紙を見た事があるのですが、これは違うようなのです。「イギリスとアイルランドの昔話」の方は知りませんでした。石井桃子さんの訳は大好きなのでこれも読んでみたいですね。
また何か情報がありましたら、教えて下さい! -
回答
No.4物語詳細
「トム・ティット・トット」について私も読んだ事があります。
小学生の頃(20年程前ですね^^;)図書館で借りたか持っていた本だと思います。
本のタイトルは忘れてしまいましたが、童話集のような分厚い本の中の話の1つだったと思います。
他の方で思い出せるきっかけになれば、と詳細を。
(外国の童話で同じような話はよく見かけたので有名な話なのだと思います)
■あらすじ
あるところに怠け者の女の子が住んでいます。お母さんが仕事(糸紡ぎ?)を手伝うように言ってもなかなか手伝いません。
ある日、女の子が働かずにパイか何かを1人で6つか8つか10個か??食べてしまいます。
呆れたお母さんは糸を紡ぎながら「うちの娘は1日にパイを6個も食べた~♪」と歌いながら仕事をしていると、たまたま外を通りかかったお城の王子様が歌を耳にします。
ただし、歌詞がよく聞こえなかったので母親に「なんと歌っていたのか?」と尋ねますが、恥ずかしい内容だと思った母親が「うちの娘は1日に6個も糸を紡いだ~♪」と歌います。
すると、なんて働き者の娘だろう、と感激した王子様が是非、お嫁に欲しいと申し出ます。
娘は喜んで王子様と一緒にお城へ行きますが、王子様は娘を高い塔の部屋に閉じ込め、これから3日間(1週間?)毎日 1日に6個の糸を紡ぐ事が結婚の為の試験だといいます。
できなければ王子を騙した罪で殺されてしまいます。
できればめでたく王子様と結婚です。
2005/08/22
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回答
No.5詳細続き
当然 娘は糸を紡いだ事も無く、塔の中で途方に暮れ泣いて過ごしていると、泣き声を聞きつけた悪魔が窓辺にやってきます。
その悪魔は「毎日6個の紡ぎ糸を持ってきてやる」と言います。
その代わり最終日までに悪魔の本当の名前を言い当てる事が条件です。言い当てられれば娘の勝ち。言い当てられなければ悪魔の勝ち。
悪魔が勝ったら娘は悪魔のお嫁さんにならなければいけない というものです。
娘は期限までの間には当てられるだろうと思い(賭けに乗らなければ1日目のノルマが果たせない為死刑になってしまうので)賭けに乗ります。
王子様がその日のノルマを確かめに塔にやって来る前に、悪魔はノルマの紡ぎ糸を持ってきました。そして問います。「僕の名前は?」
娘は適当な名前を答えますが(1日の回答数は3回まで許されています)いずれもハズレ。悪魔は喜んで帰っていきます。「また明日~~~」と…
娘は王子様にノルマの紡ぎ糸を渡し、王子様は「母親が歌っていた内容は本当だったのか!」と喜びます。これから残りの日数もがんばってくれ、と言い残して…
2日目、悪魔が夕方にまたノルマの紡ぎ糸を運んできます。
娘は3回一生懸命考えた名前を言ってみますがやはりハズレます。悪魔は尻尾をぐるぐる回して喜びます。「また明日。これで名前を当てられなかったらお前は俺のお嫁さんになるのだ」と… 娘は絶望し泣き伏します。
その日の夜、王子様がノルマの紡ぎ糸を確認しにやってきて言いました。
「今日のノルマもちゃんとこなせた。この調子なら明日も大丈夫だろう。そしたら僕らの結婚式だ!」
娘はそれでも暗い顔をしています。王子様はその日狩りに行った時に見た面白い光景を話し始めます。
「狩りに行った時、洞窟から歌声が聞こえてきたんだ。不思議に思って中を覗いてみると、悪魔が凄い速さで尻尾を回しながら糸を紡いでいたんだ」といいます。
2005/08/22
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回答
No.6詳細結末
「悪魔はこう歌っていたのさ。『違うよ違うよ、僕の名前はトム・ティット・トット~♪』と」
娘はそれを聞いて大喜びをします。
王子様は帰っていき、3日目の夕方、娘が待っていると塔の窓に悪魔がその日のノルマ分の紡ぎ糸を持って現れます。
「さあ、僕の名前は思いついたかい?」
娘は嬉しいのを隠しながら1回目は適当に答えます。悪魔は「違う違う」と喜びます。
娘は2回目の答えも適当に言います。悪魔は「違う違う」と益々喜んで尻尾をぐるぐる回します。
「どうせ当たらないさ。さあ最後の1回を答えるがいい。どうせぼくの勝ちだ!」
困って泣いている振りをしていた娘は顔をあげこう言います。
『違うよ、違うよ、僕の名前(君の名前?)は トム・ティット・トット!!』
そう言うと悪魔は怒り狂った瞳で尻尾をもの凄い速さでグルグル回しながら飛び去って行きました。
こうして試験を無事にクリアした娘は王子様と結婚し幸せに暮らしましたとさっ
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長くて文字制限にひっかかり3回に分けました。(長文失礼)
私も大好きな話でした。(^^)(王子様が騙されててかわいそうですがw)
2005/08/23
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回答
No.7私も読みました!
まいける さん>
物語の詳細を読んで、この本を読んだことがあるのを思い出しました。
特に、お母さんが「うちの娘は~」の部分ははっきり覚えています。
パイの大きさが「ケーキ並み」の大きさなのか、「タルト」みたいに小さいか・・・と友達と話した覚えがあります。
(挿絵はケーキ並みの大きさでした)
思い出したら懐かしくなって、私もこの本を再び読みたくなりました。
明日、図書館へ行って探してきます。 -
回答
No.8たぶんこれかと・・・
『おやゆびトム』(世界むかし話8 イギリス・アイルランド) ほるぷ出版 1979年刊
共通点
・「トム・ティット・トット」の台詞が同じ
・「青ひげ」みたいな話は「ミスター・フォックス」という話
・「髪ひとすじ橋」の話は「マリー・ワッピー」という話
・表紙が赤い(正確には背と裏表紙が赤い。表紙はほぼ全面イラスト)
・シュールなイラスト(画家名はクェンティン・ブレイク)
相違点
・表紙のイラストは「マリー・ワッピー」ではなく「おやゆびトム」
(ただしマリー・ワッピー挿絵を見ると、マリーとトムの構図が似ている)
・「トウシングサのずきん」は入っていない
注意点
・ほるぷから同じシリーズで1988年刊のものがあります。こちらはソフトカバーで青い表紙になりますが、表紙のイラストと内容は同じものです。
お近くの図書館にもあると思いますので、探してみてください。 -
回答
No.9ありがとうございます!
しばらくインターネットが出来なかった間にこんなに書き込みが。
皆さん、ありがとうございます!
かろんさん、私の探している本はきっとそれです!!!
「ミスター・フォックス」とか「マリー・ワッピー」という名前にかすかに覚えがあります。しかし、タイトルは『おやゆびトム』でしたか・・・『トム・ティット・トット』で探しても見つからないわけだ。コドモの記憶は当てになりませんね。
(と言うか、寄る年波には勝てませんね。)
これからがんばってオンライン書店などで探してみようと思います。
図書館(遠い)でも探してみます。(が。図書館の本って、「手に入れる」ことはできないので、見つかるとヘビの生殺し状態になりませんか? ^^;)
ともあれ、あの本が私の見た夢じゃなかったことがわかっただけでも嬉しいです。
かろんさん、皆さん、どうもありがとうございました!!
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