カトリック左派の代表的思想家の思惟が凝縮した書を初完訳。歴史の女神クリオが老女の姿で、老いとは何か、歴史とは何かを語る。 メルロ・ポンティやドゥルーズをも震撼させた究極の名著。

究極の理想である「核兵器のない世界」実現への道筋はまったく見えてこない。現実に存在する核の脅威をどのように認識し、どう対処すべきなのか？ 本書は、そうした疑問を持つ多くの日本人に応えるため、「核」問題に...

流行最先端のものがあふれる青山・渋谷・表参道には、江戸期から昭和戦前までの様々な痕跡も見出すことができる。新国立競技場の場所には幕府の火薬庫があり、渋谷には水車小屋が点在し、表参道では陸軍兵士が行進した...

「俵藤太のむかで退治」で有名な藤原秀郷。平将門追討の立役者だった彼の姿は、後世に作られた英雄伝説によって、いかにして語り継がれてきたのか。 将門の乱を中心に秀郷の足跡を辿り、西行・平泉藤原氏へと続く子...

古来、国家鎮護・安泰のための神祇祭祀と仏教法会が、天皇自身や社寺によって執り行われてきた。 祈年祭や新嘗（にいなめ）祭などの恒例祭祀、出雲国造神賀詞奏上儀礼などの臨時祭祀、大極殿御斎会（ごさいえ）や薬...

近世に始まった本屋は、新刊本の版元であるばかりでなく、むしろ古本の取り扱いを経営基盤とした。 多様な史料から、仲間組織、商習慣など本を商う実態とその本質をとらえる。

従来の日露戦争観を覆す、画期的研究。著者は、二国間の関係だけではなく朝鮮をめぐる戦争であったことに注目。ロシアで機密資料を渉猟し、朝鮮側の資料とも突き合わせた。 上巻は、戦争の起源を維新前夜から辿る。...

源義経らの活躍で源氏が勝利し、鎌倉幕府の成立史として語られる源平合戦を、敗れた平氏の視点から描くと何が見えてくるのか。『平家物語』を中心に、富士川から壇ノ浦にいたる経過を、在地勢力の動向とそれら集団のも...

近年の考古学の発展を受けて、日本の古代史像が大きく変化してきている。 縄文・弥生・古墳の各時代のはじまりをどうとらえるか、多様性をもった縄文文化の実態、格差や戦いが生まれた弥生時代、王宮の変遷からみえ...

天正12（1584）年、北関東の領主連合軍と北条氏が下野国南部沼尻で激突。北条氏の関東覇権が成就するかに見えたが、時代は戦乱でなく天下統一に遷っていた。合戦の詳細と、秀吉・家康の行動から時代を読み解く。...

明白な史実であるのに否定派の存在によって論争が続く南京事件。否定派の論拠のトリックとは？ 親本刊行後の10年を増補した全史。

アテナイ市民の一生、その衣食住・娯楽・同性愛・度量衡・宗教・祭・死生観、富裕者や奴隷など様々な階層… 古代ギリシアの人々の暮らしと生涯に豊富な図版で迫る決定版ビジュアルガイド。

クリスマスについての私たちの知識はほとんど間違っている！ サンタクロース、ケーキ、プレゼント… 多様な要素とイメージを丹念に検証、人々の生活史と重ねながらクリスマスという風習を歴史的に読み解くユニ...

幕末から1935（昭和10）年までに日本が保有した600以上の軍艦を一堂に掲載した写真集を復刻。寸法・装備などの要目、艦種、艦名の由来、艦歴など、詳細な解説データを各艦の写真とともに記載する。 また、...

徳川吉宗が創設し、幕府の隠密として知られる御庭番。将軍直属の情報収集機関で、老中以下の行政機構に対抗し、幕政の主導権を握る際の重要な手段として機能した。俗説を廃し確実な史料から活動の実態を解き明かす。 ...

新石器時代中国、中世ドイツ、18世紀ネパール、20世紀フランス…。 古今東西の【死】に関する図版1,000点以上、19名の識者による論考も収録！ 棺桶まで持っていくべき決定版大百科。

人々の移動から世界の歴史が見えてくる。 古代メソポタニアから火星移住計画までまったく新しい世界史ヴィジュアル大図鑑 未知の世界の発見こそが、まさしく人類文明の原動力である。美しい図版に見とれなが...

現代の暮らしは江戸時代の延長線上にある！ おもわず感心してしまう“江戸人の知恵と工夫”を1,000点の写真・図版で復元した。圧巻のビジュアル事典！ ▼収録内容 あかり 火と暖房 什器 文...

現代にも通じる冷酷な人間ドラマ。粛清の背景から読み解く世界史と今も変わらぬ人間社会の真理。 始皇帝からポル・ポトまで、古今東西の暴君たち。彼らはなぜ多くの人命を奪ったのか。世界史のスペシャリスト・神野...