南部麒六は洗礼名アウグスチノ、カトリック信者である。喧嘩となれば先手必勝、緒戦からひたおしに押し捲る。スッポン先生直伝の喧嘩必勝法を身につけ、岡山二中から、会津喜多方中学へ転戦。嗚呼憧れの道子さん、世に...

一、軍人ハ忠節ヲ尽クスヲ本分トスヘシ…長崎の修道院に憧れの道子さんと別れを告げ、われらがアウグスチノ南部麒六は、昭和18年11月1日、新潟県の高田独立山砲兵第1連隊に入営した。宮沢賢治童話集を携え、中国...

風変りなリンゴ売りのおばあさんがくれた〈ささやき貝〉によって大きく運命を変えられた少年ジャイルズの物語．お城の騎士となり，年若い王の信頼を一身に受けていたジャイルズは，王の婚約者の美しいバーバラ嬢に恋し...

はらぺこの三人の兵隊が、ある村で食べものをわけてほしいとたのみました。けれども、村人たちは首を横にふるばかり。兵隊たちは、しかたがないので、石のスープをつくるといい出しました。えっ、石からスープをつくる...

2台の小さな機関車が、ぱふぱふ、ちゃぐちゃぐ走ります。めざすは西の青い海--- トンネルをくぐり、鉄橋を渡り、山を越えてゆく汽車の旅を、リズミカルな文章と、モダンな配色の絵で描きます。

2台の小さな機関車が、ぱふぱふ、ちゃぐちゃぐ走ります。めざすは西の青い海--- トンネルをくぐり、鉄橋を渡り、山を越えてゆく汽車の旅を、リズミカルな文章と、モダンな配色の絵で描きます。1979年初刊。幼...

レレブムは青い象さん。ふつうの色の象になりたくていろいろ試してみますが、青い色は変わってくれません。ある日、白い花を食べてみたら、あれあれ、レレブムは姿が見えなくなって…。

レレブムは青い象さん。ふつうの色の象になりたくていろいろ試してみますが、青い色は変わってくれません。ある日、白い花を食べてみたら、あれあれ、レレブムは姿が見えなくなって…。1978年初刊。幼児～小学1・...

衰退したローマ帝国は、４５０年にわたるブリテン島支配に終止符をうつ。地方軍団の指揮官アクイラは、悩んだ末に軍を脱走し、故郷のブリテン島にとどまることを決意したが…。意志を貫いて生きることの厳しさ、美しさ...

山中にたてこもるブリテンの王子アンブロシウスのもとに集い、来るべき闘いにそなえるアクイラたち。勢いを増す「海のオオカミ」ことサクソン軍との死闘の末、アクイラはなにを手に入れたのか。ローマン・ブリテン四部...

動物園の動物たちが、飼育係のマスターさんと貸切りバスでピクニックに出かけました。遊園地があんまり楽しくって、みんな帰りたがりません。困りはてたマスターさんが思いついた名案とは？ 1978年初刊。幼児～小...

一九〇二年夏，エドワード七世の戴冠式でにぎわうロンドンのイースト・エンドの貧民街に潜入したジャック・ロンドン（一八七六—一九一六）が，「心と涙」で書き上げたルポルタージュ（一九〇三）．救世軍の給食所での...

冬の終わりに庭の小さな雪だるまを冷凍庫にかくしてしまったピーター。雪だるまが急に消えて不思議がるお兄ちゃんをよそに、〈夏に雪だるまを見る会〉を思いつきます。アメリカの名コンビによる、楽しいお話。

小さな妹がかわいくてしかたないのに、からかって泣かせてばかりいるお兄さん。幼いきょうだいがいれば、どこの家庭でもみられる日常風景を、愛情あふれる筆で描いたほほえましい絵本。1978年初刊。幼児～小学1・...

【カーネギー賞（第２回）】ふくろ小路一番地に住む、子だくさんのラッグルスさん一家では、長女がお客さんの洗濯物を縮ませてしまったり、双子の男の子が子どもギャングに入ったりと、次々と事件が起こり…。下町の家...

ドイツの外科医が戦地から故郷の子どもたちに書き送った，ふしぎで美しいおとぎ話．神のみこころにかなった花よめ花むこが教会に入るとひとりでに鳴りだすオルガンの話，ガラスの心臓を持ったおひめさまの話，コショウ...

パトリックが、なけなしのお金をはたいて買ったバイオリンをひき始めると、魚が池からとびだして空をとんだり、りんごの木にアイスクリームがなったり、つぎつぎと思いがけない素敵なことがおこります。1976年初刊...

アルフレッドとくまのふわふわくんは、赤ちゃんのときから大の仲よしでした。ところが、新しいとらのしまくんの出現で、ふわふわくんはいつのまにか仲間はずれに。悲しみのあまり、ふわふわくんは…。

アルフレッドとくまのふわふわくんは、赤ちゃんのときから大の仲よしでした。ところが、新しいとらのしまくんの出現で、ふわふわくんはいつのまにか仲間はずれに。悲しみのあまり、ふわふわくんは…。1977年初刊。...