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  • サイモンとガーファンクル/旧友

    【著者】ジョ-ゼフ・モレラ、パトリシア・バ-リ、福島英美香

    サイモンとガーファンクルの音楽には聴く人の心に訴えかける人間の根源的な郷愁とでも言うべきものがある。だからこそ世界中に多くのファンを獲得し得たのだし、またオールドファンのみならず、現代の少なからぬ若い世代が愛聴しているのだろう。この郷愁は、二人のそれぞれの個性にとどまらず、その関係にも深く根ざしているものと思われる。グループを解消した後も、たびたびデュオコンサートを行ってきたことは、単に利害を超えて、心の拠り所としてもどこかで互いを求め合ってきたことを物語っているのではないか。人が人生における最良の伴侶を求めようとする切ないまでの気持ちを、若い時より、知らず希求し続けてきた二人だからこそ、音楽を通して人間の郷愁を訴えかけることができたのだ。その二人の生い立ちや生き方、関係には、それが興味深くちりばめられているはず。彼らが時代を超えて再び発信をしようという今だからこそ、その伝記の再上梓は数多の関心を惹起するだろうし、また現在の日本社会では人を求める欲求とその発露とに齟齬を来してしまったように見えるからこそ、それが意義あることであると確信する。(2003/11/01)

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