koinuさんのページ 復刊リクエスト投票 コンニャロ+デジタル商会(モータース) タイガー立石作品集 【著者】タイガー立石 「コンニャロ商会」には ニャロメの原形となるアイディアを多くも展開された。1967年 毎日中学生新聞に連載されていたシュールな爆笑漫画。脳内エンドルフィンを暴走させる過激なアイディアに満ちた覚醒世界。 一度笑ってしまったら止まらない禁断の絵巻物。音を現す擬音以外の文字は皆無に等しくて、絵とコマ運びだけで不思議なユーモア世界を展開されたマンガは例は前衛性において貴重の存在。ナンセンス刺激発案エスキュースが充満されているので、イラスト、コミックの先端をめざす者には必読の「コンニャロ商会」。まずは現実的に普及されてほしいので「ちくま文庫」あたりで復刻されてもいいと思う。勿論、アートワークにも価値がありますので原寸復刻を望みます、毎日中学生新聞に連載されていたサイズが私にとってはベストなのですが。(2006/03/30) マルドロオルの歌 【著者】ロートレアモン著 青柳瑞穂訳 数ある邦訳の中で、心に最も響いたのは青柳瑞穂訳です。これは抄訳ではあるものの、言葉の一つ一つに、魂を揺さぶる力が込められています。 老いたる海よ、お前は同一性の象徴だ。つねにお前自身そのままだ。お前は本質的には変化しない。よし、お前の波濤がいづれの部分かで荒れ狂つてゐようとも、それより遠いべつの地帯では最も完全な静謐のなかにある。(青柳瑞穂訳「マルドロオルの歌」より)(2005/07/03) オブジェを持った無産者 【著者】赤瀬川原平 1960年代、高松次郎、中西夏之らとともに「ハイレッド・センター」を結成、町中での突然のハプニングやイヴェントを通じて、知覚と現実の間に一種のパニックをおこさせる『ミキサー計画』を展開、その他コラージュ作品、梱包作品などを制作し、前衛芸術の先駆的活動を行う。1963年、千円札の模写作品を発表 この作品が「通貨及証券模造取締法違反」に問われ、1965年東京地検より起訴され「千円札裁判」へと発展する。美術表現の理念を文章や言葉によって求められ、一冊の記録となるほど作者は陳述された。美術行為がこれだけ大量の文章集積として必要とされ、裁判所へオブジェ作品が陳列され、問われたのは前代未聞の空前絶後一大イベントだった。著者の童貞著作にして、その後の「トマソン芸術」「老人力」などの行為となるエッセンスの原点がつまっている。(2005/05/15) アートワーク・オブ・ヒプノシス 【著者】ヒプノシス/ジョージ・ハーディ/編著、奥田祐士/訳 アートワークのエスキュースが濃厚に存在しますので、CDのサイズでしかヒプノシスを知らない人たちから何度となく世代を超えて復刊されると想う。CGのない時代にデジタル思考の画像処理をこなしていたテキストという意味でも、注目すべきヒプノシスの世界です。(2005/05/08) 流刑の神々・精霊物語 【著者】ハインリヒ・ハイネ作 小沢俊夫訳 「古代の自然信仰を悪魔への奉仕であると作りかえ、異教の勤行を魔術に作りかえること、神々のトイフェル」その非寛容性をもって古来の信仰を邪教として抹殺していった様相を記す。日本社会の変革にもかさなる様相が多く、本書は絶版にしてはならない書物のひとつだと思う。詩人ペイネとは別の顔面で、鋭く奥深い歴史考察も堪能できる。(2005/05/07) もっと見る
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コンニャロ+デジタル商会(モータース) タイガー立石作品集
【著者】タイガー立石
も展開された。1967年 毎日中学生新聞に連載されていたシュール
な爆笑漫画。脳内エンドルフィンを暴走させる過激なアイディア
に満ちた覚醒世界。 一度笑ってしまったら止まらない禁断の絵巻
物。音を現す擬音以外の文字は皆無に等しくて、絵とコマ運びだ
けで不思議なユーモア世界を展開されたマンガは例は前衛性にお
いて貴重の存在。ナンセンス刺激発案エスキュースが充満されて
いるので、イラスト、コミックの先端をめざす者には必読の「コ
ンニャロ商会」。まずは現実的に普及されてほしいので「ちくま
文庫」あたりで復刻されてもいいと思う。勿論、アートワークに
も価値がありますので原寸復刻を望みます、毎日中学生新聞に連
載されていたサイズが私にとってはベストなのですが。(2006/03/30)
マルドロオルの歌
【著者】ロートレアモン著 青柳瑞穂訳
抄訳ではあるものの、言葉の一つ一つに、魂を揺さぶる力が込め
られています。
老いたる海よ、お前は同一性の象徴だ。つねにお前自身そのま
まだ。お前は本質的には変化しない。よし、お前の波濤がいづれ
の部分かで荒れ狂つてゐようとも、それより遠いべつの地帯では
最も完全な静謐のなかにある。(青柳瑞穂訳「マルドロオルの
歌」より)(2005/07/03)
オブジェを持った無産者
【著者】赤瀬川原平
ター」を結成、町中での突然のハプニングやイヴェントを通じ
て、知覚と現実の間に一種のパニックをおこさせる『ミキサー計
画』を展開、その他コラージュ作品、梱包作品などを制作し、前
衛芸術の先駆的活動を行う。1963年、千円札の模写作品を発表
この作品が「通貨及証券模造取締法違反」に問われ、1965年東京
地検より起訴され「千円札裁判」へと発展する。美術表現の理念
を文章や言葉によって求められ、一冊の記録となるほど作者は陳
述された。美術行為がこれだけ大量の文章集積として必要とさ
れ、裁判所へオブジェ作品が陳列され、問われたのは前代未聞の
空前絶後一大イベントだった。
著者の童貞著作にして、その後の「トマソン芸術」「老人力」な
どの行為となるエッセンスの原点がつまっている。(2005/05/15)
アートワーク・オブ・ヒプノシス
【著者】ヒプノシス/ジョージ・ハーディ/編著、奥田祐士/訳
ズでしかヒプノシスを知らない人たちから何度となく世代を超え
て復刊されると想う。CGのない時代にデジタル思考の画像処理を
こなしていたテキストという意味でも、注目すべきヒプノシスの
世界です。(2005/05/08)
流刑の神々・精霊物語
【著者】ハインリヒ・ハイネ作 小沢俊夫訳
を魔術に作りかえること、神々のトイフェル」その非寛容性を
もって古来の信仰を邪教として抹殺していった様相を記す。日本
社会の変革にもかさなる様相が多く、本書は絶版にしてはならな
い書物のひとつだと思う。詩人ペイネとは別の顔面で、鋭く奥深
い歴史考察も堪能できる。(2005/05/07)
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