復刊ドットコム

新規会員登録

新規会員登録

T-POINT 貯まる!使える!

伊澄津左次さんのページ

復刊リクエスト投票

  • 原子力帝国

    【著者】ロベルト・ユンク:著、 山口 祐弘:訳

    22年前に読みかけたままになっていたのですが昨年5月から読み返してみて、著者の洞察の深さに改めて驚かざるを得ませんでした。以下は本書の序文(硬直した道)からの引用です。

    「本書は不安と怒りのなかで書かれた。不安とは、自由と人間性の喪失がさし迫っていることから来る不安であり、怒りとは、自由や人間性という至高の財産を利益と消費のために進んで捨てようとする者たちにむけられている。(中略)プルトニウム時代がもたらすにちがいない途方もない出来事を共感も恐怖も興奮もなく、ひたすら冷静な知性で取り扱うことのできる者は、その過小評価に協力する者である。問題の拡大を阻止し、冷静ではあるが間違った計算が引き起こした事態を阻止するためには感情の力がくわわらなければならない状況というものがあるのだ。」(2012/01/11)

T-POINT 貯まる!使える!