30 票
著者 | 高谷玲子 |
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出版社 | 秋元書房 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2002/02/27 |
リクエストNo. | 8054 |
リクエスト内容
マリコは中学生。
一昔も二昔も前の青春時代を明るく元気に時にはセンチに一生懸命生きていくマリコ。
昔NHKの少年少女向けのドラマにもなりました。
作者の高谷玲子さんは、昭和40年にガンで亡くなられているとのことです。
投票コメント
全30件
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秋元文庫版を最近入手して読みました.生きるエネルギー豊かな思春期の若者たちによる,朗らかで少し切ない物語は,次作の「涙で顔を洗おう」と合わせて,明らかに青春小説の名作の一つでしょう.高谷さんが苦闘の末に編み出した,軽やかでユーモア溢れる文体も魅力です.そして彼女が命を削って産みだした分身である「マリコ」の物語,高校卒業までを書く構想を温めていたといいます.今となってはそれに触れる術もありませんが…せめてもう一度,現代に高谷玲子さんの世界が復活するのを切に見たいと思います. (2014/04/10)GOOD!2
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出版社も既になく、復刊が叶うのかわかりませんが、過去に埋もれさせてしまうのは、とても惜しい作品です。作品が書かれてから50年以上経った今でも、人物描写は素晴らしく、色褪せる事がない。忘れられない作品です。 (2014/03/17)GOOD!1
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わたしはですね~持ってるんです。これ。でもこどものころ大好きで、引越しの際処分したことを後悔して後悔して、古書店で探しに探したんです。けっこうボロボロ。この美しいお話を、永遠に手元に持っていたいと思います。一見他愛もないのどかな話なのですが、いつも心が洗われ清められるように思います。 (2006/06/02)GOOD!1
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学校にあるストーブの灰をかき出していた時代の青春小説ですよね。時代が古くなっても恋する女の子の気持ちはいつの時代も一緒だと思います。小学生の頃買って、大人になってからも古本やさんで購入したのにどこかに紛失してしまいました。残念。 (2005/09/07)GOOD!1
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夭折した天才、高谷玲子のデビュー作です。GOOD!1
私が生まれる前に、初版が出版されているので、若い人が読んでも、「古臭い。」とか「何が書いてあるのか、わからない。」と感じるかもしれません。
やはり、時代背景への理解と、ある程度の教養(と書くと、少し生意気ですが。)が必要かと思います。
私はだいたい理解できましたが、実は書き出しの一行目が、いまだにどういう意味なのかわかりません。
それでも、面白いものはやはり面白いのです。
歴史に埋もれさせることのなく、多くの人に、高谷玲子を知ってもらいたいです。
そう、たとえば、金子みすずのように。 (2004/06/26)
読後レビュー
NEWS
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2002/02/27
『静かに自習せよーマリコ』(高谷玲子)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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ikkyu