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考えられないことを考える 現代文明と核戦争の可能性




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著者 ハーマン・カーン (著),桃井 真 (訳),松本 要 (訳)
出版社 ぺりかん社
ジャンル 専門書
登録日 2023/01/31
リクエストNo. 74091

リクエスト内容

カーンはアメリカの科学者として冷戦下における戦略研究に携わり、1960年に発表した『熱核戦争論(英語版)』では核戦争が勃発する可能性とそれが勃発した場合に生じる損害、そして戦争を回避するための方法について論じた。カーンはその時に寄せられた批判を踏まえながらその問題を引き続きこの著作『考えられないことを考える』でも扱っており、核兵器をはじめとする軍事技術が国際関係に与える影響について研究している。表題で考えられないと述べていることは熱核戦争のことであり、カーンは核戦争について考えることが必要であることを主張している。

カーンは基本的に核戦争がただちに人類の滅亡をもたらすわけではなく、ある程度の範囲内で可能であることを主張する。核戦争の実相についてカーンは核攻撃の目標を軍事基地や部隊などの軍事目標と都市のような非軍事目標に大別して分析しており、全面的な核戦争となるのか、ある程度の制約された核戦争となるかは核攻撃のパターンによって左右されると論じる。さらにいくつかのシナリオを想定してアメリカとソビエトの偶発的な戦争や計画的な戦争がどのように遂行されるかを語っている。カーンの図上演習では核基地爆発事件をシナリオの起点としながら謀略、報復、奇襲などの戦略的選択肢を検討する。著作の最後にカーンはアメリカが選択可能な戦略について概説しており、放棄行為、一方的主導、最小限の抑止、法の支配、要塞化、軍備競争、技術競争、不確実でない第一撃、協商、積極的な民主化、確実な第一撃、紛争の長期化、勝利、予防戦争を挙げている。(wikipediaより)

ウクライナ紛争ではロシアの戦術核使用のリスクが高まっている。
本書のような核戦略の古典が絶版状態なのは大きな知的損失だと思う。

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投票コメント

全2件

  • 国際情勢は混迷と動乱を極め、核戦争のリスクは日に日に増していっている。
    このような時だからこそ、冷戦時代に核戦略を策定した『ベスト・アンド・ブライテスト』たちの達見を学び、現状に生かすことが求められている。

    このような知的遺産を現在の情勢下で絶版にしておいてはいけない。 (2023/01/31)
    GOOD!1
  • 近年の「新冷戦」とも形容可能な厳しい安全保障環境の中で、核兵器の役割やポスチャーが増大していることに鑑みて、ハーマン・カーンのような古典的核戦略論者の著書を読む重要性が高まっているから。 (2023/02/07)
    GOOD!0

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NEWS

  • 2023/01/31
    『考えられないことを考える 現代文明と核戦争の可能性』(ハーマン・カーン (著),桃井 真 (訳),松本 要 (訳))の復刊リクエスト受付を開始しました。

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