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著者 | 鳥居万由実 |
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出版社 | ふらんす堂 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784781400860 |
登録日 | 2021/07/07 |
リクエストNo. | 71474 |
リクエスト内容
帯・鵜飼 哲
ああ 冬眠に失敗しちゃったんだね、あねき。
冬眠に失敗した熊は、氷に埋もれ
いい頃合いに光りはじめる
涙 とも いのちの火 とも ちがう
(「名寄の冬」より)
鳥居万由実の詩が歌うのは、<ことば>が<ことば>であるがゆえの遠さなのか。それとも、<ことば>がもはや届かない距離なのか。ひそやかな魂の旅から、光、音響、律動、心象が次々と生まれ出ては、さまざまな人称、数、性、種(動物や植物)にひととき宿り、そしてしずかにそれらを破壊してゆく。もう誰が歌っているのか分からない。こうして読者は、いつか不思議な寒冷地へ導かれ、かつて見たことない空を見るだろう。(帯・鵜飼 哲)
投票コメント
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広く読まれ、詩史に記録されるべき詩集 (2021/07/07)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2021/07/07
『遠さについて―鳥居万由実詩集』(鳥居万由実)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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