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著者 | チンギス・アイトマートフ |
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出版社 | 講談社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784062004381 |
登録日 | 2018/11/15 |
リクエストNo. | 67608 |
リクエスト内容
中央アジア・キルギス出身でソ連時代を中心に活躍した作家チンギス・アイトマートフが1980年に発表した初の長編小説です。中央アジアの草原を舞台に、伝説の時代から、過去、現在、宇宙という様々な時空間が絡み合って語られる、壮大な物語です。
チンギス・アイトマートフは世界的に著名な作家で、生誕90年となる2018年には、中央アジア、ヨーロッパ、トルコ、ロシアなど世界各地で記念イベントが開かれています。
アイトマートフの作品の多くは日本語に翻訳されていますが、最も有名な作品ともいえる本書『一世紀より長い一日』は絶版となり、入手が困難な状況です。
20世紀文学の名作の1つにも数えられる本書を復刊し、現代中央アジア文学を読める環境を作り出したいです。
投票コメント
全2件
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アイトマートフの小説は様々ありますが、その中でも最も難解でかつ読み応えのある作品だと思います。GOOD!1
中央アジアの厳しい自然とソ連時代の僻地での生活の描写はリアルで重々しく、身に迫るものがあります。
この小説に登場する「マンクルト」は、現代世界を理解するための重要なキーワードになっています。
「マンクルト」は、本作に挿入される中央アジアの伝説に登場する拷問方法。動物の皮を捕虜に被せ放置すると、皮が乾燥することで頭に激痛を与え、自らの過去の記憶を喪失してしまい、捕えられた部族への忠誠を誓うようになるのです。この「マンクルト」は「自民族の言語や文化、伝統を忘れてしまった人間」として、現代でも社会批評の場で用いられます。
本書を復刊することで、中央アジアと現代を読み解くことにも繋がります。 (2018/11/15) -
コミックの重版出来で知りました。GOOD!0
昔、キルギスを旅したことがあり、タイトルを見ただけで彼の地の空気感が蘇り、俄然読みたくなりました。 (2021/09/22)
読後レビュー
NEWS
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2018/11/15
『一世紀より長い一日』(チンギス・アイトマートフ)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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seimatsu