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著者 | ジョナサン・ローチ |
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出版社 | 角川書店 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784047032750 |
登録日 | 2014/06/28 |
リクエストNo. | 60341 |
リクエスト内容
表現の自由とは、①自己実現、自己の人格形成や成長にとって重要であり、また②自由で民主的な政治過程の基礎をなすものであることから、個人的観点からも、民主的社会の存続にとっても不可欠なものであるといわれます。
筆者は、この「表現の自由」がアメリカ合衆国において「他者を傷つけるべきではない」という人道主義的理由から脅かされていることへ警鐘をならします。
特定秘密保護法や児童ポルノ改正法案が成立し、ヘイトスピーチや差別的発言に対する法的規制の是非が問われている昨今、「表現の自由」の意義を改めて考える必要があるのではないでしょうか。
「表現の自由」規制により、失われるものは何か。読まれるべき本だと思います。
投票コメント
全4件
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•呉智英が『黒い憂鬱』と一緒に紹介•激賞していた本。GOOD!2
•人権思想•反差別("弱者""無垢"という権力•暴力)が猛威を振るう昨今、読まれるべき本として復刊を望む。
•私も医師として、妻(専業主婦)+(人権派)弁護士からの「財産は(養育費として)全部よこしてあんたは出て行け攻撃」に対抗すべく、この本で理論武装して対抗中。
•自閉症スペクトラム状態の"利用主義"的な脳にとり、「弱者の権利•権力」を"利用"したくなる誘惑は凄まじくデカい。
•俺も逆の立場なら利用するかも、、、「溺れる者は藁をも、、、」なんでね。
•人権思想(「弱者•被害者の痛みを考えろ!」思想)の麻薬的な誘惑に対して警鐘を鳴らす本書は、読んでてもスリリング。
•「誰が正しいかをどう決めるか?」に悩んだ西洋思想家たち(プラトン〜ヒューム)を料理する手捌きも圧巻。
•角川版の翻訳も秀逸。 (2021/09/05) -
すでに絶版した古い本であるようで、通販サイトではひどく高い。電子版などもあるはずがなく。しかしながらこの本の紹介を読むに、昨今の「表現の自由」を「声の大きな(そして時に極めて独善的な)正義」が捩じ伏せる情勢において、多くの人が絶版によって、たとい望めどもこの本が読めないというのは大いなる損失であるように感じる。GOOD!1
堅苦しいこと書いてますが要は「私が買って読みたいんだ」ということです。はい。 (2022/12/01) -
著者は男性同性愛者で、ジャーナリストである。そして、そのホモが、「ホモは病気」という人の主張を出す場は設けるべきだと主張する。そして聴く人はその主張にツッコミをする義務を科す。ちゃんと傾聴に値することを言う、でもレイシストHLメンケンのいろいろを引用する。これは絶対に復刻するべき。ていうか絶版なのが不条理で理不尽。 (2017/05/16)GOOD!1
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表現の自由を考察する上で名著となる書籍であるため。 (2024/03/08)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2014/06/28
『表現の自由を脅かすもの』(ジョナサン・ローチ)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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