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著者 | ジョン・ロールズ著 川本隆史・福間聡・神島裕子訳 |
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出版社 | 紀伊國屋書店出版部 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784314010740 |
登録日 | 2013/05/17 |
リクエストNo. | 57726 |
リクエスト内容
ロック、ルソー、カントに代表される社会契約の伝統的理論を受け継ぎ、功利主義の「最大多数の最大幸福」に取って代わる、著書が構想した“公正としての正義”とは…20世紀の名著、待望の新訳。
正義にかなう秩序ある社会の実現にむけて、社会契約説を現代的に再構成しつつ独特の正義構想を結実させたロールズの古典的名著。初版刊行から40年を迎え、《自由、平等、友愛》というフランス革命の理想を現代に生かそうとした同書の意義は、混迷する現代社会のなかで改めて高い評価を受けている。
あらゆる社会は、正義についての約束の上に成り立っている。しかし現代においても、正義の本質について十分明らかにされているとは言えない。本書で、現代リベラリズムの代表的論者であるロールズは、正義とは何かを徹底的に追求、社会契約の伝統的理論を一般化し、功利主義に取って代わりうる正義の構想を明らかにする。1999年の原著改訂版を新訳。
【目次】
第1部 理論(公正としての正義;正義の諸原理;原初状態)
第2部 諸制度(平等な自由;分配上の取り分;義務と責務)
第3部 諸目的(合理性としての善さ;正義感覚;正義の善)
(紀伊国屋書店ホームページよりハードカバー版紹介文)
ノージックの『アナーキー・国家・ユートピア』(こちらもリクエストされています)ともに現代の政治哲学・倫理学を代表する作品であり、政治哲学や倫理学で度々言及されます。
現在もハードカバー版は入手可能ですが高価で持ち運びに不便です。研究者の便宜や新規読者を開拓する意味でも文庫化を望みます。なおISBNはハードカバー版のものです。
投票コメント
全6件
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政治哲学復権の端緒となった書であり、政治学のみならず多くの分野で必読書とされています。サンデル本をいくつか文庫で読みましたがやはり文庫のほうが読みやすいので、新訳で読みやすくなった版の文庫化を望みます。 (2013/07/26)GOOD!2
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古典として広く読まれるべき本。 (2023/11/21)GOOD!1
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Amazonのレビューにある通り、現状値段が高すぎます。 (2016/01/10)GOOD!1
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正義についての論議において、必ず名の挙げられる本です。是非読んでみたいのですが、如何せん高すぎます。文庫化して値段を下げ、気軽に挑戦できるようにしていただきたいです。 (2013/05/19)GOOD!1
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文庫化いいと思います。 (2018/04/21)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2013/05/17
『『正義論』文庫化リクエスト』(ジョン・ロールズ著 川本隆史・福間聡・神島裕子訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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ぽんた