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医者と殺人者

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著者 ピエール・ダルモン 鈴木秀治訳
出版社 新評論
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784794801357
登録日 2011/07/12
リクエストNo. 53661

リクエスト内容

19世紀末、ロンブローゾを筆頭とする「生来性犯罪者は居る」という「トリノ学派」は頭蓋骨や脳髄に熱狂的な関心を抱き現在では後天的な変化と理解されている変化も全てなにがしかの犯罪と結びつけ「実証派」を名乗っていた。これに対しラカサーニュ教授率いる「リヨン学派」は徹底的な論駁を試みる。ベック事件、グッフェ事件、ラファルジュ事件、ジャンヌ・ヴェヴェール事件等法廷闘争にまで及んだ今では完全に忘れ去られた「生来性犯罪者説」と「チェーザレ・ロンブローゾ。当時の彼らの戦いやその主張、そして彼らの主張。日本語に訳された数少ない名著であり翻訳が素晴らしい。小生犯罪学の書籍は相当数を読んでいるがロンブローゾとラカサーニュの戦いを描いた専門書は他に知らない。素晴らしい書籍だが売れなかったか 即廃版になってしまい古書店でも結構な金額で取引されている。

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投票コメント

全1件

  • ロンブローゾの名前は犯罪学の本を読もうとする人間なら聞いたことは有ると思うが、一体何を主張していたのか書いた本は無い。唯一この本が頼りで他の専門書は余りに古過ぎて役に立たない。そして同時代に現在の法医学の基礎を作ったラカサーニュ教授の主義主張の正しさが際立っている、ロンブローゾの主張は後日ナチスが恣意的に解釈し汞剤者の断種や去勢といった過激な方法を取る根拠とされた。その為学術的興味で調べようにも政治的に絶版・抹殺されていたりして読めなくなっている。日本では恐らくこの本だけが唯一真面目にロンブローゾを扱っていると確信する。約350頁という本だが一気に読んでしまう面白さを持っている。 (2011/07/12)
    GOOD!1

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NEWS

  • 2011/07/12
    『医者と殺人者』(ピエール・ダルモン 鈴木秀治訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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