16 票
著者 | ホワイトヘッド著 平林康之訳 |
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出版社 | みすず書房 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784622017608 9784622017615 9784879840479 9784879840561 |
登録日 | 2008/01/18 |
リクエストNo. | 40878 |
リクエスト内容
『ティマイオス』の宇宙論を継承して、現代のプラトニストとも称される哲学者の主著である。時間的なものと永遠なもの、人間の諸経験と宇宙論的観念とを結びつけようとするこの試みは、〈思想のヴァイタリティは冒険のうちにあり、観念はつねに冒険を必要とする〉という哲学者自身の言葉の証明である。
〈過程はそれ自体で現実態である〉――ホワイトヘッドは、新しい思考パターンにもとづいて、世界についての体系を構築する哲学的冒険をなしとげた。〈哲学は驚きの産物である。われわれをとりまく世界を普遍的に特徴づけようとする試みは、思考のロマンである〉。1929年の『過程と実在』の刊行は、来るべき世代のために、〈有機体の哲学〉と名づけられる新しい世界観を生み出した。
本書は、最新校訂版(1978年版)による日本語訳であり、われわれのホワイトヘッド哲学受容への大いなる寄与となるであろう。巻末には、新しい観念を表現する用語法を十分に理解した校訂者作成の詳細な索引を付した。これは、20世紀哲学の可能性をきりひらく書である。(みすず書房ホームページよりハードカバー版紹介文)
哲学史上に残る名著ですが、現在上下巻で1万円近くするハードカバー版しかありません(ISBNコードはハードカバー版のものです)。研究者の便宜や新規読者を開拓する意味でも文庫化を望みます。
なおみすず書房版のほかに松籟社の山本誠作訳が存在します。みすず書房版で登録しましたが、ISBNコードは両方記入してあります。松籟社版の文庫化を希望される方はコメント欄に書き込んでください。
また本作の解説書である『『過程と実在』への鍵』もリクエストしてあります。あわせて投票にご協力ください。
投票コメント
全16件
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名のみ高く、果たして実際に読んだことのある者がどれだけ居るのか知れない名著。山本訳と平林訳とどちらが良いかは迷うところ。と云っても、これでいざ手軽に読める様になったとしても、きちんと読み通せるかどうかは疑問符が付く。なのでスタミナがあればヘーゲルの長谷川訳の如き「超訳」に誰かチャンレンジしてくれたとしても一向に構わない。先ずはきちんと入手出来て、最後までまともに読める様になることが先決。解釈がどーたらと更に先へ進みたい人であれば、少し高価でも既訳に(或いは原書に)手を出す位の気概はあるだろうから。 (2010/07/12)GOOD!2
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ホワイトヘッドの研究をしていて、みすず書房と松籟社の両方の翻訳を参照しています。文庫になれば、普段から持ち歩けて便利ですし、また、新たにホワイトヘッドに触れようという人も増えて良いと思います。GOOD!2
ちなみに、どちらかというと、みすず書房の方は直訳で、松籟社の方は意訳になっています。日本語だけで読んだ場合、松籟社の方が読みやすいと思います。 (2008/11/12) -
いぜん読んだことがあるのですが、十分に理解できたとは言い難いです。しかし行間からホワイトヘッドの知性を感じることはできたと思います。ソフトカバーできれば文庫でホワイトヘッドの主著を読めるようにしたいです。 (2017/12/29)GOOD!1
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20世紀の最も重要な哲学書の1つとされているため、是非、読んでみたいから。 (2022/06/07)GOOD!0
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文庫で読めるホワイトヘッドの著作が欲しい。 (2022/05/03)GOOD!0
読後レビュー
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過程と実在 1 新装版 コスモロジーへの試論
7,260円(税込)
66ポイント
投票数:16票
配送時期:3~6日後
ホワイトヘッドはわれわれの時代の最も偉大な哲学者の一人であり、彼の哲学を体系的に叙述した主著『過程と実在』は最も傑れた哲学書の一冊である。 しかし、この書が1929年に刊行されたとき、それは多くの印刷...
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2023/12/01
『過程と実在 1 新装版 コスモロジーへの試論』復刊決定! -
2008/01/18
『過程と実在 文庫化リクエスト』(ホワイトヘッド著 平林康之訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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k-m