復刊ドットコム

新規会員登録

新規会員登録

V-POINT 貯まる!使える!

42

投票する

表現の自由を脅すもの

表現の自由を脅すもの

復刊活動にご賛同の方は
リクエスト投票をお願いします。

投票する

得票数 42

著者 ジョナサン・ローチ
出版社 角川書店
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784047032750
登録日 2007/02/26
リクエストNo. 37904

リクエスト内容

言論・出版その他一切の表現の自由が保障されていると考えられている、現代の成熟した民主主義社会。ところが、この信念をぐらつかせるような事態が世界中のあちこちでおこりつつある。正義や人道の名においてなされる主張は、一歩間違えば、昔のような宗教裁判や魔女狩りといった全体主義的思想統制になりかねない。本書は、これまであえて論じられなかった、知的自由社会を支えるための「自由科学」というシステムをあげ、強靱な表現・言論の自由を育てるための新たな視点を提示する
(某サイトから)

表現の自由とは、①自己実現、自己の人格形成や成長にとって重要であり、また②自由で民主的な政治過程の基礎をなすものであることから、個人的観点からも、民主的社会の存続にとっても不可欠なものであるといわれます。
筆者は、この「表現の自由」がアメリカ合衆国において「他者を傷つけるべきではない」という人道主義的理由から脅かされていることへ警鐘をならします。
特定秘密保護法や児童ポルノ改正法案が成立し、ヘイトスピーチや差別的発言に対する法的規制の是非が問われている昨今、「表現の自由」の意義を改めて考える必要があるのではないでしょうか。
「表現の自由」規制により、失われるものは何か。読まれるべき本だと思います。

関連キーワード

キーワードの編集

投票コメント

全42件

  • 「正義」や「人権」を掲げれば表現の自由を抑圧できるという裏技が知れ渡った現代社会では必読の一冊。
    元々発行数が少なく、そもそも入手困難であること、各地の図書館に収蔵されているものも徐々に閉架入りしたり、蔵書入れ替えに伴う棚卸しで廃棄されていることもあり、復刊が強く望まれる。 (2022/10/31)
    GOOD!2
  • すでに絶版した古い本であるようで、通販サイトではひどく高い。電子版などもあるはずがなく。しかしながらこの本の紹介を読むに、昨今の「表現の自由」を「声の大きな(そして時に極めて独善的な)正義」が捩じ伏せる情勢において、多くの人が絶版によって、たとい望めどもこの本が読めないというのは大いなる損失であるように感じる。
    堅苦しいこと書いてますが要は「私が買って読みたいんだ」ということです。はい。 (2022/12/01)
    GOOD!1
  • とんでもない名著。
    呉智英の紹介で『黒い憂鬱』とともに15年前くらいに読んだ。
    再読しようとしたが、古書価が高くて買うのが躊躇われる。
    若い人々も、人道やら弱者・少数派保護のための言論弾圧(批判封じ込め)の恐ろしさを知っておくべきかと。
    この本はいずれ火がつくはず、誰かが必ずYouTubeなどで紹介するだろうから。 (2021/08/29)
    GOOD!1
  • 著者は男性同性愛者で、ジャーナリストである。そして、そのホモが、「ホモは病気」という人の主張を出す場は設けるべきだと主張する。そして聴く人はその主張にツッコミをする義務を科す。ちゃんと傾聴に値することを言う、でもレイシストHLメンケンのいろいろを引用する。これは絶対に復刻するべき。ていうか絶版なのが不条理で理不尽。 (2017/05/16)
    GOOD!1
  • まなざし村やポリコレ棒といった道徳と表現の自由にまつわる議論がインターネット上で散見される今、みんなが読むべき本です。
    表現の自由が担保された世界では「絶対的正義」は存在せず、たとえ道徳的に正しいように思われる多数派意見でも、他者の思想や表現を脅かすことは許されません。
    その論拠について述べた現代の必読書。 (2016/11/27)
    GOOD!1

もっと見る

読後レビュー

レビュー投稿はこちら

NEWS

  • 2007/02/26
    『表現の自由を脅すもの』(ジョナサン・ローチ)の復刊リクエスト受付を開始しました。

この本に関する情報を提供する

この本の情報を復刊ドットコムまでお寄せください

詳しくはこちら

復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!

復刊リクエストTOPへ

V-POINT 貯まる!使える!