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著者 | 橋本忍 |
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出版社 | 集英社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784087505184 |
登録日 | 2004/02/01 |
リクエストNo. | 22089 |
リクエスト内容
「羅生門」、「七人の侍」等黒澤明の名作の脚本を数々手がけた橋本忍が原作・脚本・監督し、1982年に「東宝50周年記念大作映画」、「芸術祭参加作品」として大々的に公開された映画「幻の湖」の原作本です。
当時、公開は途中で打ち切られ、映画自体が幻となったものの、そのトンデモな内容がマニアの注目を浴び、「映画秘宝 底抜け超大作」や「映画秘宝」本誌でも話題を呼び、とうとう、2003年にはDVD化されました。
この映画を私は、大阪の映画館、南街会館のクロージングイベントである「サイキック・カルト・シネマ」というオールナイトのカルト映画特集の最後の一本として見たのですが、明け方近くの眠い時間にもかかわらず、ほぼ満杯の劇場は上映中、度々爆笑や「え~」というツッコミの声が起こり、クライマックスでは場内大爆笑の連続、「終」の文字が大画面に映し出されると割れんばかりの拍手が起こりました。
で、かんじんの映画の内容の説明をしたいところなんですが、この映画がものすごすぎるため、その内容をまとめることは私の技量ではとてもできません。そこで、映画のキーワードをざっと羅列してみると、「ソープランド」、「ランニング」、「白い犬」、「出刃包丁」、「お市の方」、「芸能界」、「アメリカの諜報機関」、「スペースシャトル」、「十一面観音菩薩像」・・・・。後に「日本映画史上空前の大怪作」、「永遠のカルト作品」とマニアから評されることになるこの映画は、これらのキーワードを作品内で見事(?)に融合させております。
で、大拍手の中、エンドロールを見ていると、その中に「原作 『幻の湖』 橋本忍 集英社文庫刊」という文字が!なんと、この「日本映画史上空前の大怪作」の原作本が出版されていたというのです!!
映画と同じく原作もカルトなのか、それとも映画の謎を埋めるすばらしいものなんでしょうか?これは、是非読んでみたいんです。
投票コメント
全3件
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黒澤明作品の脚本を手がけた脚本家橋本忍の監督作品として、当時の東宝が大々的な予算をかけ製作し、「東宝50周年記念作品」、「芸術祭参加作品」と大看板を掲げて公開されたものの、5週間の公開予定が途中で打ち切られ、その後、作品自体が幻となってしまった映画の原作本です。原作自体も橋本忍が手がけております。GOOD!1
しかし、その後「日本映画史上空前の大怪作」、「永遠のカルト作品」とマニアが注目し、「映画秘宝 底抜け超大作」や「映画秘宝」本誌でも話題になり、ついには2003年にはDVDも出ました。私も、この作品を、最近見たのですが、そのトンデモな内容にあきれ果て、そして、クライマックスには大爆笑しました。このトンデモ映画の原作が出版されてると知り、とにもかくにも読みたくて、復刊を希望しました。B6版と文庫版があるとのことですが、内容は同じなんでしょうか? (2004/02/01) -
ついに「トンデモ本の世界S」に取り上げられました。興味を持った人も多いのではないかと。 (2004/06/11)GOOD!0
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映画を観てメロメロです。GOOD!0
ぜひとも復刊してください。 (2004/02/02)
読後レビュー
NEWS
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2004/02/01
『幻の湖』(橋本忍)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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ブギポ