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著者 | チット・プーミサック著、坂本比奈子訳 |
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出版社 | 井村文化事業社発行、勁草書房発行 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784326911127 |
登録日 | 2003/12/13 |
リクエストNo. | 21166 |
リクエスト内容
「タイ最高の知識人」とも言われる著者が記した、タイ民族についての壮大な歴史書。パーリ語、サンスクリット語、英語、フランス語、北タイ語、シャム語、クメール語、ラオ語、北京語、広東語その他膨大な文献に基づいて描かれた緻密な内容は著者の博学ぶりをよくあらわしているが、その内容は“タイ(シャム)南下説”や“スコータイ王朝以降を正史”とする従来のタイ族歴史観を疑問視し、“タイ族は奴隷から身を起こした”とする大胆なものである。
なお、本書(原著)が発行されたのは70年代のタイ民主化以後であるが、著者自身は1966(67?)年、政府軍兵士の手により、射殺されている。
投票コメント
全4件
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日本では、未だに「タイ族は14世紀の元王朝の南詔国進攻により南下した」との記述が少なくない(現在では、タイ族自体はもともと西南中国から東南アジア北中部にかけて居住していたという学説が主流。南下説は19世紀から20世紀初頭にかけて西洋人が唱えたもので、タイ王国もこれを採っている)なかで、タイ人自身の手によってこれを否定した初の書物であり、かつタイの現代史に必ずといっていいほど登場する著者の代表的著作で、現代タイを知る上では書かせない書物だから。 (2003/12/13)GOOD!2
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タイ最高の知識人と言われるチット・プーミサックがGOOD!1
命懸けで著した作品と聞いています。
ぜひその作品を手にしたいと思って。 (2008/03/28) -
タイ族の歴史に対する従来的・伝統的な記述とは異なる歴史観を提示していると知って、読んでみたいと思ったから。 (2024/08/08)GOOD!0
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タイランドに、興味があるので。 (2003/12/13)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2003/12/13
『タイ族の歴史』(チット・プーミサック著、坂本比奈子訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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