19 票
著者 | ディドロ |
---|---|
出版社 | 岩波書店 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784003362426 |
登録日 | 2003/09/25 |
リクエストNo. | 19654 |
リクエスト内容
岩波三大奇書のひとつ、だそうです。
荒俣氏が言っていたので間違いないでしょう。
(他はスターン『トリストラム・シャンディ』とヴォルテール『カンディード』)
そんなおもしろそうなの、放っとけるわけないじゃないですか。
投票コメント
全19件
読後レビュー
全1件
-
フランス語会話の練習にも
ラ・トゥールが描いたダランベールの肖像画が好きなので、題名が気になった。
感想は、滑稽と当時に、不快な気持になった。ディドロら知識人が語っている話は、現在の科学から見れば、間違っている事ばかり。笑っちゃう。いかにも、物事知っています~、という口調なのに、今読むと、間違っている、というのが、笑えた。18世紀の最高の知識人でも、こんな考えしていたのねぇ~。一般人は、どんな考え方をしていたんだか。
不快になった理由は、私、頭いいのよ~、っていう感じで、ディドロ達が偉そうに喋っているから。
このレヴューを書くにあたり、再読してみた。
気になった箇所。
「びくびくしている女の想像力ほど騙しやすいものはありませんし、概して、女というものは、実に信じやすく、健康に関しては臆病で、病気になるとひどく迷信深くなるものですからね。」 p、148
お母さん助けて詐欺だよ。
『ダランベールとディドロの対話』は、難しくて、1度読んだだけでは、理解できない。その続きが、この本の題名『ダランベールの夢』。その続きが、『対話の続き』。理解するまでに、3回も読む羽目になった。読解力の無さに気付かされる。
全編対話体形式である。本書の利用法を、1つ思い付いた。フランス語を勉強している人なら、原書も読めば、会話の勉強にもなると思う。
簡単で、使ってみたいフレーズを、ちょっと抜き出してみた。
ダランベール:それは、ちょっと考えにくいね。
D’ALEMBERT :Cela est dur à croire.
ダ:なに?もう一度言ってくれないか。
Comment avez-vous dit cela ?
ダ:自然にとって時間は、ものの数じゃない。
Le temps n’est rien pour la nature.
ダ:なに、無だって!無からは何も作れないよ。
Comment rien? On ne fait rien de rien.
ディドロ:君はあまりにも、言葉を文字通りに受け取りすぎるよ。
DIDEROT :Vous prenez les mots trop à la lettre.
これらを覚えて、いつか使ってみたい! (2014/09/20)
このリクエストの関連商品
全1件
NEWS
-
2006/10/10
復刊!ディドロ著/新村猛訳『ダランベールの夢』 -
2003/09/25
『ダランベールの夢』(ディドロ)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
shotango