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著者 | 森口奈緒美 |
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出版社 | 飛鳥新社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784870319011 |
登録日 | 2003/04/02 |
リクエストNo. | 15574 |
リクエスト内容
高機能自閉症の女性の少女期の回想。高い知性と鋭敏で豊かな感受性を持ちながら、自閉症という中枢神経系の機能不全による先天的な発達障害ゆえに、周囲との違和感に悩まされ、度重なる迫害と社会参加へのストレスに苛まされた日々…。ドナ・ウィリアムズを超える迫真のリアリズムで綴られた自閉症の精神世界。
既にオンデマンド出版はなされていますが、ぜひ書籍として復活されるべき一冊です。
投票コメント
全25件
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図書館で偶然手にしたのですが、良書だと思います。GOOD!1
私の知る中で、自閉症という病気を理解するのに最も適した本だと思うのですが、絶版と聞いて残念です。
もちろん学術的価値もあると思いますが、文学的価値もあると感じました。
他の自伝小説とは明らかに異なっています。
是非手元に置いておきたいので、復刊を望みます。可能であれば文庫化もして欲しいです。 (2003/08/07) -
著者が身近な人だったにもかかわらず、その内面に注意を向けることがあまりにもなかったので、この本を読んで驚きました。一見、単なる「いじめられっ子」、または単なる「不適応児」の内面を知ろうとする人には、非常に有益な本だと思います。私はもう持っているので、復刊されても購入しないと思いますが。 (2003/06/21)GOOD!1
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大学でカウンセリングを受けていたときGOOD!1
先生からお借りして読み、大きな衝撃と
感銘を受け、参考になった。
僕は自閉症というわけではなかったが、
少し変わった人間で周囲に溶け込めなかった。
そんな僕にとって『変に光る星』と自分を
表現した作者の手記は非常に興味深かった。
最近、アスペルガー症候群という言葉は
有名になってきた気もするが、やはり
それでもまだ、「精神病とはいえないけど、
性格で悩んでいる」という人は
少なくないように見える。
そんな人にとって、この本は非常に
参考にもなるし、元気付けられもするだろう。 (2003/05/21) -
先天的な脳の機能障害であり自分以外の人との意志疎通を苦手とGOOD!1
する共通点はあるものの、知的能力の高い「高機能自閉症」から
重度の知的障害を伴う者まで「自閉症スペクトル」と呼ばれるほ
ど様々なタイプがあります。しかし社会ではまだ正しく理解され
ていません。生化学的・遺伝的メカニズム解明も必要ですが、自
閉症者本人による文章や音楽などによる継続的な情報発信も相互
理解に重要です。また復刊されるなら文庫化も併せて望みます。 (2003/04/20) -
今は自閉症者の自伝のような本も多くなりましたが、外国人の方が書かれたものよりは社会背景がわかるので、理解しやすかったような気がします。GOOD!1
私は図書館から借りましたけど、購入しやすくなれば、もっと読者は増えると思い、投票しました。 (2003/04/08)
読後レビュー
NEWS
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2004/02/09
『変光星』販売開始しました! -
2003/04/02
『「変光星」 - ある自閉症者の少女期の回想 -』(森口奈緒美)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
yuri001