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海暗

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得票数 15

著者 有吉佐和子
出版社 新潮社
ジャンル 文芸書
ISBNコード 9784101132075 9784106402135
登録日 2002/11/28
リクエストNo. 13538

リクエスト内容

昭和30-40年代の話。
伊豆7島の一つ、御蔵島にすむ「オオヨン婆」は生まれて80年、御蔵島を出たことない。それ故、御蔵島がどこよりも豊かで素晴らしい島と信じて疑わない。しかし本当は貧しく過疎に悩む島だった。その、人にも忘れられたような御蔵島が一躍脚光をあびる出来事が発生する。
島が米軍の射爆場の候補地となった為だ。

過疎問題・過疎ゆえの高齢社会問題・僻地教育問題・日米安保問題等々大変重く・暗い話題を、「オオヨン婆」なる類まれな知識欲をもったゆかいな(本人は大真面目なつもり)老婆の視点でサラリと描いた秀作。

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投票コメント

全15件

  • 『ぷえるとりこ日記』が岩波文庫で復刊され、読むことができました。たいへんおもしろく、『非色』も一気に読み終えました。『蟹工船』の再評価と同じように、有吉文学が再び真価を見いだされる時代が来ているような気がします。現在の貧困や生きにくさが「自己責任論」という形で個人に押しつけられてきましたが、そのまやかしに気づかせてくれます。自分たちが何によってばらばらにされているのか、希望に向けての人間らしい連帯の可能性はどこにあるのか。上記二作と『海暗』は、そうした深い思索をうながしてくれる三部作といっていいと思います。今こそ復刊の時ではないでしょうか。 (2009/01/25)
    GOOD!1
  • 今は,離れていますが,伊豆の出身で,思い入れがあります.子供のときに2読したきりで,また読み返したいと思いましたが,文庫版,選集ともに絶版で入手できません.戦前,戦後の離島の暮らしの変化を生き生きと感じ取ることができる,名著だと思います. (2003/04/17)
    GOOD!1
  • 古本も出回らず高値で手に入れづらいです。 (2023/07/10)
    GOOD!0
  • 好きな作家なので復刊すれば読んでみたいです。 (2021/02/23)
    GOOD!0
  • この作家が好きなのですべて読んでみたい (2017/07/25)
    GOOD!0

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読後レビュー

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NEWS

  • 2002/11/28
    『海暗』(有吉佐和子)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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