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著者 | 朝倉和泉 |
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出版社 | 中央公論社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784120009648 9784122010789 |
登録日 | 2000/07/09 |
リクエストNo. | 1099 |
リクエスト内容
1979年1月、早大学院の1年生が、祖母を殺し、自らも自殺するという衝撃的事件があった。この家庭はインテリ家庭だったために、世間での衝撃も大きかった。この作品は、殺人者となった高校生の母親が、亡き息子をしのんで書いた作品。1983年に出版された文庫版には、遺書全文が掲載されている。
投票コメント
全5件
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かつての自分の姿(母親に対する愛憎に始まり世と大人に対する嫌悪で反逆していた)をそこに見ると同時に、今は、同じ思春期の子供を持つ母親の立場から、緻密な筆致で懸命に綴られた息子を自死させた母親の心情が、痛いほど深く心に響きます。軽い作り話やお涙頂戴話が多い昨今、非常に読み応えがあるので、多くの人に読んでもらいたいです。 (2006/04/02)GOOD!1
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二度と帰らない我が子への想い、どうしても感情的に陥ってしまう著者、客観的や第三者の目からでは窺い知れない優しさと子供っぽさと孤独…。風化させてはいけない事件だと思います。 (2009/10/20)GOOD!0
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読みかえしたい状況なのです (2005/11/11)GOOD!0
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今回初めて知りました。どのような流れがそこにあったのか、知りたい気持ちになりました。 (2002/01/10)GOOD!0
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あの「遺書」は、少年事件を語る者、あるいは思春期の子供を持つ親、教育関係者は絶対読まなければいけないほどの文章である。遺書の部分だけでも復刊していただくように希望する。 (2000/07/09)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2000/07/09
『還らぬ息子泉へ』(朝倉和泉)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
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