2 票
著者 | ウォーレン・アドラー |
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出版社 | サンケイ文庫 |
ジャンル | エンタメ |
ISBNコード | 9784594001964 |
登録日 | 2002/06/19 |
リクエストNo. | 10716 |
リクエスト内容
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このタイトルでネタバレ厳禁とは、キツイ。
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東海岸一帯に根を張るマフィアのボスは老いても周囲からの尊敬を集め頭の切れは鈍っていない。
唯一の肉親である娘と孫が中東で誘拐事件に巻き込まれ、政府は国際世論の刺激を避け同情しなが
らも傍観する。
政府は動かず、個人での限界を悟り命を捨ててでも家族を守ろうとした男の結論は、大統領を人質
にホワイトハウスに立て篭もり家族の奪還を強制させることだった。彼と彼の部下が命懸けでホワ
イトハウスに侵入し、液体爆弾を身につけて大統領自身との対面に成功したとき、大統領から驚愕
の事実が、
「君に強制された時点で、法的に私は大統領でなくなり副大統領が新たに選任されるのだ」と。
ボスと政府首脳との息詰まる交渉が始まろうとしていた。
「我々の言うことがきかれなければ、人質は死ぬ」と宣言するボスの命も、娘と孫の命も、大統領の
存在1つにかかっているのだ。
本当に人質は大統領たりえるのか?
投票コメント
全2件
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ナンデモアリのきょうこの頃、こんな本読んでいるより、実際のGOOD!1
国際情勢を、見てりゃ、此の位のことが、起きてもフシギじゃぁ
ない。 それでも、こう言う本が、楽しめるのは、まだ、平和な
のか。 平和なうちに、読んでみたい。 (2002/12/26) -
☆GOOD!1
☆
読んでいる中でも中東のテロリスト達が、国際情勢に保護されているために悠々と
豪邸に暮らす様子は不思議な感がある。
しわくちゃのシャツに薄くなった頭でややコミカルに見えるボスは実務家タイプか。
逆境にあっても粘り強く交渉を続けていく姿はニック・ノルティにでも演じさせたい。
脅されているふりをしながら、嬉々としてテロ対策に奔走する国務長官あたりは
ベタ、だけどいいんだね。コレガ。
合間に出てくる東西のスパイが互いの上司を皮肉りあいながら、相手への敬意を失わ
ないのが、紳士的。
ただ、カウンターテロの方法として、マフィアを利用しようとする政府首脳の姿には
行き過ぎといえない事情があるのだろうか。 (2002/06/19)
読後レビュー
NEWS
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2002/06/19
『我々は大統領を人質にしている』(ウォーレン・アドラー)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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ネミサマ