復刊投票コメント一覧

家庭のなかの子ども 学校のなかの子ども

全4件

いい本だから。

2011/03/26

前半の「家庭のなかの子ども」はフロイトの精神分析理論の本質を捉えたものである。「性愛」というものが持つ人間にとっての意味をここまで緻密に、しかもみずみずしく描いた論を私は知らない。これが後の氏の自閉症論の出発点となっている。後半は不登校増加の原因をデータ分析を積み重ねながら明快に説明したものである。今でこそ他の論者も似たような主張をするのを目にするが、この時点でそこまで見抜いていたことは驚きと言うほかない。このような本が絶版と言うのはまさに不幸である。

2008/04/07

教育論でも「洞察的」なら読んでみたいです。

2004/09/08

本書には,著者の子ども理解の核心が含まれており,特にこの著者のフロイトの理論の理解を読むにあたっては,まさに目から鱗,今までの自分のフロイト理解がいかに浅薄であったかを思い知らされました。
この著者は、一般的にはあまり知られていないものの、知る人ぞ知るすごい方です(あの木村敏先生、中井久夫先生に直接学んだ方です)。この著者の著作は非常に少ないので、本書は貴重な単著です。ぜひ広く読まれることを望む一冊です。できれば岩波現代文庫で再刊していただけると,手に取りやすくなって良いのではないかと思います。本書はそれほどに広く読まれる価値があり,この本が広く知られないのはあまりにももったいない。正直,これほどのものは滅多に世に出ない名著の中の名著と言えるものだと,猛烈に主張したいと思います。

2004/09/08