宣和堂さんの公開ページ 復刊投票コメント一覧
復刊リクエスト投票
中国の“城”と日本の“城”という概念はこれほどまでに違うのか…。本書を大学時代に読んでの感想であった。幸運にして筆者の愛宕元先生の授業を拝聴できたが、この本の世界を広げる、素晴らしい講義であった。都市国家から城塞都市への変遷の過程を発掘結果や莫大な資料から、実像を浮彫にした本書はまことに希有な存在と言えよう。図版だけでも復刊の価値は十分にある。
2001/08/11
『資治通鑑』の概説書なり一部訳というのも少ない。なぜなら、日本人は『十八史略』の物語性の方を好み、『資治通鑑』の硬質な史学としての中国史と、あまりの膨大な量に恐れをなしてしまったからである。では、『資治通鑑』に物語性は皆無なのか?その問いにこの書は答える。実に堅実で面白い叙事詩と言えよう。田中謙二の訳は質実にして平易で分かりやすく、また、註を附して漏れるところがない。この書によって我々は司馬光の思いの一端を知ることが出来るのである。次第に日本人の嗜好自体が『十八史略』から『資治通鑑』に移ろうとしている。この書の復刊はこの流れを真っ当な方向へと流すであろう。
2001/08/11
『資治通鑑』の概説書なり一部訳というのも少ない。なぜなら、日本人は『十八史略』の物語性の方を好み、『資治通鑑』の硬質な史学としての中国史と、あまりの膨大な量に恐れをなしてしまったからである。では、『資治通鑑』に物語性は皆無なのか?その問いにこの書は答える。実に堅実で面白い叙事詩と言えよう。田中謙二の訳は質実にして平易で分かりやすく、また、註を附して漏れるところがない。この書によって我々は司馬光の思いの一端を知ることが出来るのである。次第に日本人の嗜好自体が『十八史略』から『資治通鑑』に移ろうとしている。この書の復刊はこの流れを真っ当な方向へと流すであろう。
2001/08/11
侯景、しいては南北朝を知る本としてこの本の評価は一様に高い。論文などの参考文献には必ずあげられる。おまけに中公新書に収録されているという好条件にもかかわらず、却って再版がないために一般書籍よりも古書での購入も困難を極めている。幸いにして中央公論新社には中公文庫という東洋史に比較的明るい叢書を有している。この機に復刊を果たせば好学の徒は競って購入することであろう。
2001/08/11