339さんの公開ページ 復刊投票コメント一覧
復刊リクエスト投票
電子書籍化されていることもあって、この本の復刊を希望するのに強い動因は本来ないような気もするのだが、こういう古式ゆかしい小説は折角だし紙の本で読んでみたいという人は多いと思う。
(これが無理というなら、どうも久しく復刊されていない様子のセンチメンタルジャーニーの方を。
欲を言えば、メレディスの『エゴイスト』の翻訳も復刊して欲しい)
2020/12/23
ソルジェニーツィンの名を聞くと、私が卒業した年に定年を迎えた高校の世界史教師の顔を思い出します。教科書にソルジェニーツィンが出てきたとき、基本無気力なその教師が妙に熱っぽく「大学に入ったらソルジェニーツィンを読んでな」と言っていたことが印象に残っていた私は大学に入ってすぐの頃に新潮文庫で「イワン・デニーソヴィチ」を読んだのですが少々物足りなく思いました。なるほどラーゲルの過酷を極める労働環境が即物的な描写によってそれだけ一層生々しく描き出されたこの小品は黒いユーモアに満ちていて私のようなニワカ読者を戦慄させるには十分なものでしたがやはり中篇ということもあって、また当時のソ連の検閲に配慮したこともあってかやや穏当な作品になっていることは否めないと思います。
それ以来ソルジェニーツィンにはすっかりご無沙汰していたのですがとある作家の講義で熱くこの収容所群島の魅力を語っているのを聞き遅まきながらようやくあの高校教師がこの作家に惚れ込んだというのはどうもこの作品のおかげらしいと思い当たりました。
それから古書店で探してみたりはしたんですがどうも端本ばかりで揃いでは見つかりません。
2020/02/19
ソルジェニーツィンの名を聞くと、私が卒業した年に定年を迎えた高校の世界史教師の顔を思い出します。教科書にソルジェニーツィンが出てきたとき、基本無気力なその教師が妙に熱っぽく「大学に入ったらソルジェニーツィンを読んでな」と言っていたことが印象に残っていた私は大学に入ってすぐの頃に新潮文庫で「イワン・デニーソヴィチ」を読んだのですが少々物足りなく思いました。なるほどラーゲルの過酷を極める労働環境が即物的な描写によってそれだけ一層生々しく描き出されたこの小品は黒いユーモアに満ちていて私のようなニワカ読者を戦慄させるには十分なものでしたがやはり中篇ということもあって、また当時のソ連の検閲に配慮したこともあってかやや穏当な作品になっていることは否めないと思います。
それ以来ソルジェニーツィンにはすっかりご無沙汰していたのですがとある作家の講義で熱くこの収容所群島の魅力を語っているのを聞き遅まきながらようやくあの高校教師がこの作家に惚れ込んだというのはどうもこの作品のおかげらしいと思い当たりました。
それから古書店で探してみたりはしたんですがどうも端本ばかりで揃いでは見つかりません。
2020/02/19
ベケットは最近、白水社から全集が刊行されつつあるのに比べて、どうもイヨネスコの影は薄いと言う気がする。代表作であるはずの「犀」も今では容易には手に入らない稀覯本になっていると言ってもいいだろう。名前を聞いたことがある人は多いだろうし、潜在的な需要はあるかと思う。
2019/01/06
最近、伽鹿社から復刊された「世界の全ての朝は」を読み、感銘を受け、ほかのキニャールの本にもいくつか当たってみました。キニャール独特の、静謐ながら人間のエロスを浮き彫りにする筆致は唯一無二であるように思います。本書はキニャールの代表作と見なされているにもかかわらず、中古市場でも容易に手が出ないほど価格が高騰しており、是非とも復刊していただきたいと思う次第です。
2018/10/09