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〓▲〓さんの公開ページ 復刊投票コメント一覧

復刊リクエスト投票

  • 映像のポエジア

    【著者】アンドレイ・アルセーニエヴィチ・タルコフスキー、鴻英良

    単なる映画論ではない。イメージというものを通して世界を捉える行為についての哲学。ドゥルーズの『シネマ』のように、哲学者がイメージを考えたのではなく、イメージ的に思考し、卓抜なイメージを創造しえた者によって紡がれた証言としての稀少価値がある。(2015/04/16)
  • 嫉妬

    【著者】ロブ=グリエ

    現代小説の頂点にして出発点。客観描写に徹しているかに見える語り手の、生々しい情念が、その無機質な文体の隅々にまで浸透している。人間にとって裸の現実などというものはなく、全ては何らかの関心なり視角なりから照らし出された事象であるということ。読み手を否応なく共犯関係に引きずり込む語り手。その、妄想と現実、現在と過去とが同列に並んだ世界。もはやこれは「古典」でしょう。読まれるべき作品。(2011/07/13)
  • エリーザベト・ニーチェ ニーチェをナチに売り渡した女

    【著者】ベン・マッキンタイアー/藤川芳朗訳

    昨年からにわかに沸き起こったニーチェ・ブーム。そのポジティブで明るい人生訓ばかりが持て囃され、彼の暗く厳しくまた過激な言説には目が向けられないままですが、その裏面を曲解・悪用したのがナチス。反ユダヤ主義者を批難していたニーチェがなぜ歴史上に汚点を残すような羽目に陥ったのか、ニーチェが嫌っていた妹の果たした役割をこの本から学びたい。(2011/02/15)
  • オルグ学入門

    【著者】村田宏雄

    図書館でチラリと中身を確認してみたが、ギッシリ詰まった中身で濃い。マーケティング論的な面も見えるが、そこに「闘争」という概念が盛り込まれていることで、独特の生々しさや激しさが感じられる。(2011/02/15)
  • おとぎの国のモード

    【著者】坂井妙子

    ちょっと今まで目にしたことのないアプローチからのファッション論、童話論のようなので、気になる。フィクションに於けるファッション論というのは映画やドラマに関しては気になっていたけれど、絵本というのは盲点。(2011/02/15)
  • ヘーゲル精神現象学の生成と構造 上・下

    【著者】イポリット 著 / 市倉宏祐 訳

    かのドゥルーズがソルボンヌ大学で師事していたイポリット。ドゥルーズの『経験論と主体性』は彼に献辞が捧げられている。ドゥルーズといえば反ヘーゲル的主張(特に弁証法に対して)が目立つが、その彼が師事していたイポリットのヘーゲル観は気になるところ。(2011/02/15)
  • リヒテンベルク先生の控え帖

    【著者】池内紀

    ニーチェ、ウィトゲンシュタインという二人の天才哲学者が愛読していた、というだけでも一読に値する。アフォリズムという形式を愛する全ての人にお薦めの本。(2008/06/04)
  • 毒薬としての文学 倉橋由美子エッセイ選

    【著者】倉橋由美子

    最近、『聖少女』や『スミヤキストQの冒険』の復刊もされた倉橋由美子。芥川賞作家の川上未映子さんも推奨の、知的で詩的な文学世界。存命であれば、石原慎太郎などが芥川賞の審査をする不条理な状況は無かったかも知れず…。まぁ兎に角、『あたりまえのこと』や『偏愛的文学館』だけでは物足りない、もっと倉橋流文学論を、と望まれる方は、是非一票を。(2008/05/08)
  • シャーロック・ホームズの記号論

    【著者】トマス・シービオク / ジーン・ユミカー=シービオク

    推論の過程を、音楽的感覚に喩えた箇所や、交友の有ったロラン・バルトの話など、興味深い点が幾つか印象に残っています。手元に置いて、時々読み返したくなるタイプの本。(2007/04/14)
  • 言葉の二十世紀

    【著者】斧谷弥守一

    単行本の方を持っていますが、ドリカムの歌詞や、ヘレン・ケラーの有名な言語体験などを例にした、初心者にも親しみ易い工夫が為されていて、入門書として最適だと思います。しかも、内容的にはかなり高水準の問題を、巧く噛み砕いて解説されていて、素晴らしい。僕がハイデガーにちゃんと興味を持てるようになったのも、この本が切っ掛けだと言って良いくらいです。「ハイデガーなんて、古臭くて、しかつめらしくて、重々しくって…」と鬱陶しがっている人にこそ、試しに読んでもらいたいです。これだけ良く出来た哲学書は、なかなか無い。哲学になんて興味ない!という人でも、詩が好きな方や、好きな歌手の歌詞の意味を、もっと深く読み取りたい、といった方々にとっても、得るものが多い本だと思います。(2006/09/13)
  • 定本・菅野美穂 EXORCISM

    【著者】菅野美穂

    “菅野美穂‘98”。今読んでみても新鮮ですよ。(2006/08/24)
  • 神話少女栗山千明

    【著者】篠山紀信

    『少女アリス』は復刊されたのに、何故?
    以前、実際に手にしてみた事がありますが、篠山作品の中でもかなり完成度が高いように思えました。
    日本人形がそのまま血肉を得たような、独特の美。その当時の栗山さんがモデルとなって初めて可能な作品でしょうから、今となっては、もう再びこのような写真を撮る事も叶わないのでは。栗山さんが被写体となった様々な写真の中でも、芸術性が最も高い筈ですし、埋もれてしまうのは残念至極。(2006/08/24)
  • 華麗なる幻想 丸山明宏の世界

    【著者】美輪明宏

    最近、美輪さん出演のスピリチュアル番組『オーラの泉』にハマッてます。で、年齢を超越したような観世音マリアとしての今の美輪さんに一番関心が有るんですが、その一方、昔、何かの番組で目にした、丸山明宏時代の写真の美しさにショックを受けたのが、今も忘れられんです。なので、復刊して下さいな。
    ソノシートも、CDにして、ちゃんと付けて頂ければ有り難い。(2006/01/09)
  • フライデーあるいは太平洋の冥界

    【著者】ミシェル・トゥルニエ

    狂気と理性、文明と野蛮、テクノロジーと芸術、自己と他者、それら相反するものの共通の根をガッツリ掘り出してしまう、非常に哲学的中身の濃い小説。正直、翻訳は巧く日本語に消化されきっていないような気がするが、それでも素晴らしい内容。まぁ、出来る事なら新訳を望むけど。(2005/12/09)
  • 高等魔術の教理と祭儀 祭儀篇・教理篇

    【著者】エリファス・レヴィ

    ランボー、マラルメ、ボードレール、ヴィリエ・ド・リラダン、ブルトン、等々の芸術家に影響を与えた本、らしい。

    現代のオカルト哲学・神秘主義の母であるブラヴァツキー夫人の神智学――「あらゆる宗教の根底には、太古から共通の啓示がある」という思想――の源泉でもある、らしい。

    レヴィが実際に行なった魔術で起こった霊的体験が書かれている、らしい。

    読みたい気分。(2005/03/15)
  • パトレイバー2 the Movie 設定資料全集 This is animation

    【著者】ムック

    本の内容はサッパリ分かりませんが、『パト2』に関する資料なら、可能な限り手に入れたい。(2005/02/06)
  • ヴァレリー全集 全14巻

    【著者】ポール・ヴァレリー

    人間の可能性を極限まで追い求めた知的巨人として、ヴァレリーは、ニーチェと並ぶ人類史上の極北。ニーチェ全集同様、文庫で復刊するのが望ましいでしょう。僕は補巻二冊も含めて所有していますが、カイエ篇が無い。

    因みに、ヴァレリーの政治論『純粋および応用アナーキー原理』も登録しましたので、投票をいただければ幸いです。(2005/01/28)
  • 純粋および応用アナーキー原理

    【著者】ポール ヴァレリー

    全集は全巻持っていますが、ヴァレリーの政治論という、興味深いテキストが手に入らない状況は残念。古本でも出てこないし、復刊していただくしか、入手方法が無いのです。(2005/01/28)
  • 「天皇」の原理

    【著者】小室直樹

    小室直樹氏といえば、一時‘ブルセラ社会学者’なんて呼ばれていた宮台真司氏の師匠…としてのみ名前を知っている人の方が、若い世代には多いかも知れないですね(まぁ僕もその一人だったんですが)。しかし、その宮台氏も最近は、『援交から天皇へ』なんて著書のタイトルにも表れているように、天皇主義者の師匠の方へ、思想的に呼び寄せられていっているようです。また小室氏は、『日本人とユダヤ人』で有名なイザヤ・ベンダサンこと山本七平氏との対談本が非常に興味深かったので、今度は彼単独で天皇を論じたものを読んでみたい、という気持ちになりました。ユダヤ教、キリスト教、仏教、イスラム教、という、世界の代表的な宗教との対比も面白そうですね。
    愛子様御生誕や、皇太子殿下「人格否定」発言を契機として、皇位継承の男子優先や、皇室の存在理由そのものについて、各メディアで色々と議論されていますが、かなり論者の主観的な印象や趣向で語られている部分が多いようにも思います。ここは一度、「原理」をクールに切り出してくる理性が必要な気がするんですよね。(2004/11/28)
  • サイキック・スパイ―米軍遠隔透視部隊極秘計画

    【著者】ジム シュナーベル

    超心理学の研究書ではない、ジャーナリスティックな視点で書かれた本としては、最もよく書かれた内容かも。なかなか古本で出てこないけど、出来が良いから持ってる人は手放さないのでは?CIAの内幕物としても興味深い。(2004/11/18)

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