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バートランド・ラッセル 情熱の懐疑家

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夭折した哲学者によるすぐれた伝記

本書は1957年の出版(ウッドは翌年の1958年に43才の若さで死亡)ですので,当然のことですが1970年に亡くなったラッセルの晩年の人生,特に核兵器撤廃闘争について扱っていません。ウッドのラッセル伝が出されたあと,もっと詳細なラッセルの伝記もいろいろ出されています。しかし,このラッセル伝は,哲学者のウッドがラッセル本人に数年に渡って綿密に取材した上で書いており,とても読みやすく,興味ふかい内容を含んでいます。
邦訳書は,木鐸社から,今年の7月に亡くなられた碧海純一東大法学部名誉教授(日本バートランド・ラッセル協会常任理事)の訳で出されていますが,残念ながら長い間絶版状態となっています。現在でも読む価値のあるものですので,復刊を希望します。 
http://russell-j.com/cool/BRPS-1.HTM ← 第1章の冒頭部分です。
http://russell-j.com/cool/BRPS-PST.HTM ← 訳者(碧海純一氏)あとがきです。
http://russell-j.com/AOMI2-01.HTM ← 碧海純一氏のエッセイです。
http://russell-j.com/beginner/AB32-100.HTM ← 『ラッセル自伝』で触れている部分です。
http://russell-j.com/beginner/DBR4-04.HTM ← 『拝啓バートランド・ラッセル様-市民との往復書簡』に収録された関係記事です。

2013/11/15