レビュー一覧
サリエーリ 生涯と作品 モーツァルトに消された宮廷楽長 新版
読後レビュー
全5件
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とても読みごたえがありました
学術書とのことでしたが、とてもわかりやすく書かれてあるので内容が頭に入りやすくとても良かったです。
何よりもサリエーリについてここまで詳しく掘り下げて書かれてある本はないので、読むことができて本当に良かったです。 (2019/01/11) -
読みやすいです。
復刊投票して良かったです。
著者の文体のおかげでとても読みやすいです。
まだ全部は読んでおりませんが、学術書というだけで嫌煙する要素はありません。
興味があるかたは是非とも読んで頂きたいです。 (2019/01/06) -
全編に手が入れられ、さらに読みやすくなった新版
まず著者の水谷先生に感謝を申し上げたいです。
あとがきを読めばわかりますが、旧版に比べ、近年見つかった楽譜や蘇演など最新研究の情報が更新・追加、サリエーリの人物像を知るための逸話の加筆、さらに一ページ目から全編にわたり平易で読みやすい文章へと書き直されています。
増補どころか実質書き下ろしでは?加筆多いです。
また、自筆譜や肖像画など(小さいですが)図版も非常に増えました。
付録も非常に豪華内容です。オペラ上演データに年譜にディスコグラフィに作品目録等、辞書代わりにパッと知りたいところが読めます。年譜は年齢・作品・出来事が併記でわかりやすい。
参考文献もかなり増えており、この本を基点にさらに深堀りしていくこともできるでしょう。
もともと「とりあえずこの本を読めばサリエーリという音楽家のだいたいのことがわかる」というような、生涯と作品が過不足なくまとめられた素晴らしい評伝でしたが、予想を越えてパワーアップしています。サリエーリを知るとっかかりとしても最良の本ではないでしょうか。
一ページごとに密度の濃い情報が詰まった一冊です。 (2018/12/28) -
待った甲斐がありました。
旧版を図書館にて幸いにも借りられたのですが、とても読みやすかったです。
しかし、新版は更に輪をかけて読み易く、新たな情報はもちろんのこと年譜や目録などもまとめてあり、最初から最後まで細やかな増補改訂がされてます。良い意味で違う本だと言ってもいいくらいです。迷ってる方は是非読んでほしいですし、可能なら旧版と読み比べてみても面白いと思います。 (2018/12/27) -
学術書にしてはわかりやすいです。
オリジナルの方を読みました。
某インタビューにてこの本が出ており、「がっちがちの学術書」「投票した層が好きそうに思えない」との文言を見ましたので感想を述べさせていただきます。
この本は、数ある音楽家の学術書のなかでは比較的読みやすく、サリエーリが気になる方ならば楽しめる本です。
サリエーリの生誕から音楽家としての功績、作品、晩年をわかりやすく書かれており、彼の生徒についての記述やモーツァルトとの関係も書いてあるため、映画「アマデウス」で彼を知った人にも楽しめますし、色々な発見があります。
また、巻末の年表、作品一覧は彼の作品を知るために便利です。
好きな方には是非読んでいただきたい一冊です。 (2018/07/22)
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