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レビュー一覧

佐藤さとるファンタジー全集 全16巻

読後レビュー

全8件

  • 挿絵もそのままでうれしいですね。

    佐藤さとる先生の童話は中学の頃夢中になって読みました。その頃から、佐藤さとる先生の作品は村上勉先生の挿絵と切り離せない世界ができていました。今回の復刊でもそのままの世界が保たれていて、うれしく思います。 (2019/07/11)

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  • 佐藤さとるファンタジー全集

    「赤んぼ大将」シリーズが最高です。たっちゅん(主人公の赤ちゃん)の寝起きの良さが、ピンチを切り抜ける鍵になっているなんて発想は、すごーくユーモアがあって、佐藤さん以外の人では絶対考えつかないと思います。村上さんの描くたっちゅんの可愛らしさ(でこっぱちがたまらんです)も特筆に値します。他には机を舞台にした作品群が面白いです。子供の頃に机に座った時のあの不思議なわくわく感がよく表現されていて、一瞬自分が子供に戻った錯覚に陥ります。しかし、机に着目して物語を生み出すなんて、さすが目のつけどころが違うなぁ。 (2011/09/11)

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  • 永久保存します

    小学校の低学年のころ「百番目のゾウがくる」か「とおい ほしから をわくわくして読んだのが最初だと思います。
    その後学校の図書館にあった佐藤さとる氏のご本は全て読みつくし、高学年のころ「コロボックル」にのめり込みました。
    氏のご本は子供が主人公の本が多いので、当時はとても感情移入し、自分にもこんなことが起こるかも、と夢を与えてくれるところが素敵です。
    大人になってからは文庫になっていたものは全て買い、折々に読み返してきました。すばらしいのは冷徹な大人になってしまった今でも、氏の世界に入り込むと子供のころと変わらぬ思いを抱かしていただけることです。いろいろな不思議を頭で科学的に判断し信じない私ですが、佐藤氏のご本に出てくる不思議な物や出来事や生き物は無条件に信じてあこがれています、今でも。
    この度全集が発売されると知り、飛び上がって喜びました。
    いつか古書店で全集を買い集めることが夢だったのですが、そのお値段に未だ果たせず、なんとか死ぬまでには、と悲願だったのです。
    大抵のお話は読了したものですが、何度読んでも面白いですし、未読のお話は新しい宝物を見つけたようで言葉にならないほどの感激です。
    子供にはこの全集は「ママの宝物」なので触らせていません。
    小3なのでかなり自分で読めるのですが、特別な本棚に入っている「ママの宝物」は、特別なときに読み聞かせています。
    おかげで子供もすっかり佐藤氏のファンになってしまいました。親子2代で氏の物語世界を共有できるのは、何よりの喜びです。
    復刊してくださって、本当に本当にありがとうございました。 (2011/03/10)

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  • 初版の挿絵は、もう見ることができないのだろうか?

    「だれも知らない小さな国」。今から47年も昔、小学校1年生だった私が題名にひかれて図書館の棚から取り出して読みふけった思い出の本です。その後、シリーズ化され、「星から落ちた小さな人」とか「豆つぶほどの小さな犬」なども読みましたが、やはり第一作がいちばん惹きつけられました。
    文庫化されたり、復刊されたり、恵まれた本だと思います。ただ、私としては、現在の挿絵ではなく、最初の挿絵が好きなので、そちらで復刻されないものかと首を長くして待っています。どこかに保存されていないでしょうか? (2011/03/09)

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  • 愛読書として

    学生の頃、文庫で見つけ、夢中になって読みふけりました。
    よくある荒唐無稽ではない、現実とファンタジーがシームレスにつながっている、しっかりした構成が好みでした。
    このたび、復刊されて、以前手に入れられなかったものも含めて読破。
    やっぱり佐藤さとるはいいと、再認識しました。
    これからも、折に触れて読み続けようと思っています。 (2011/02/22)

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  • 復刊に感謝です。

    小学生から中学生にかけて、こつこつお小遣いをためて全集の半分ほど集めたのですが、母親になり子どものために残りを集めようと思ったら既に廃盤となっており、残念に思っていました。復刻版を出していただき、心から感謝いたします。

    オリジナルのハードカバーからソフトカバーになってはいるものの、カバーの紙質など忠実に再現されており、さらにはカバーをとった表紙にちゃんとカタツムリに乗ったコロボックルのシルエットの絵が描かれていて感動しました。

    掲載されている話も、代表作であるコロボックル物語から、数ページの童話まで、懐かしさでいっぱいの反面、子どもだった当時見過ごしていた構成のうまさ、表現の繊細さなどに改めて読み入ってしまいます。主人公の子どもたちのほんのちょっとした言葉遣いやしぐさで、その子達の性格や心情を見事に表す描写は、他の童話作家にはみられないレベルの高さ。そして、何気ないストーリーにも伏線がたくみに張られており、クライマックスで読者にちょっとした驚きと感動を与えてくれる展開は、あらすじを知っていたのに「このシーンにはこんな意味がこめられていたんだな」と、今更ながらに驚かされます。

    現在、12巻までが届いていますが、「いたちの手紙」は良かったです。ちょっと長めで、ルビもないので子どもに少しずつ読み聞かせています。長年の願いかなって、全巻が我が家の本棚に並ぶ日を心待ちにしています。 (2011/01/31)

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  • 小学生のころ

    図書館でコロボックルの本を読んで大好きになった。里山に遊びにいったり図鑑を読んだり、自分の本好きの原点だと思う。 (2011/01/31)

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  • 一生大事に持っていたい

    子どもの頃、『だれも知らない小さな国』を読んでとりこに。佐藤さとるさんの本を次々と夢中になって読みました。この全集は年が離れた弟のものなのに、結婚したときにちゃっかり持ってきてしまいました。(弟が結婚して子どもが生まれたら返さなくちゃな)と思っていましたが、復刊したことで新刊を買ってお祝いにすればよくなりました。よかった! 我が家の息子と娘も、この全集が大好き。だれもがいつでも手にとれるようにリビングの本棚に並んでいます。

    『だれも知らない小さな国』は、大人になって読むと上質の恋愛小説でもあったのだなと思います。佐藤さとるさんの物語は「心の中に持っている大切なもの」「あこがれ」を描いたものが多いです。読後感がとてもよくすがすがしい気持ちになります。大人も子どもも楽しめる物語がたくさんつまった全集。これからもずっと大切にしたいです。 (2011/01/23)

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