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レビュー
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カテドラル 最も美しい大聖堂のできあがるまで
美しい絵本です
13世紀半ばから14世紀にかけ、86年を費やして建設されたゴシックの大聖堂(架空)の着工から竣工までが細密なペン画で描かれています。訳注や訳者によるあとがきもあり、ただの絵本ではありません。歴史や建築用語、工具についてもしっかり説明されています。
40年前の購入当時、私は西洋史を学ぶ学生で、中世都市民の生活の一端を対象に卒論と格闘していました。ひと息いれながらこの絵本のページをめくることは、まさに一服の清涼剤でした。
卒業後、教職についてからは学校図書館の購入図書に推薦してきましたが、いつのまにか絶版になっていたのですね。(2019/05/25) -
静粛に、天才只今勉強中! 新装版 1~4巻
ついに、いよいよ、完読できるぞ!
潮版1~5巻は持っているんです。これは、ちょっと斜に構えた感じが面白かったですね。ベルばらはツヴァイクそのものって感じでしたけど。中公の「世界の歴史」や岩波新書のフランス革命モノ、文庫クセジュなんかもいろいろ読みましたけど、これは絵がすばらしい。
子供のころ、近所に漫画の充実した本屋(キオスク風)があって、ガロや虫プロのCOMとかも置いてあって、火の鳥の総集編や、石森章太郎のファンタジーワールド・ジュンのハードカーバー版も買ってたんです。ハイティーン・ブギなんかも。倉多江美や吉田秋生もその店で。ところが、ある日突然その店が廃業してしまい、続きが読めなかったのです。
fukkan.comのおかげで、長年のつかえが晴れます。(2016/12/29) -
佐藤さとるファンタジー全集 全16巻
初版の挿絵は、もう見ることができないのだろうか?
「だれも知らない小さな国」。今から47年も昔、小学校1年生だった私が題名にひかれて図書館の棚から取り出して読みふけった思い出の本です。その後、シリーズ化され、「星から落ちた小さな人」とか「豆つぶほどの小さな犬」なども読みましたが、やはり第一作がいちばん惹きつけられました。
文庫化されたり、復刊されたり、恵まれた本だと思います。ただ、私としては、現在の挿絵ではなく、最初の挿絵が好きなので、そちらで復刻されないものかと首を長くして待っています。どこかに保存されていないでしょうか?(2011/03/09)
復刊リクエスト投票
父が子に語る世界歴史 全8巻
【著者】ジャワーハルラール・ネルー 著 / 大山聰 訳
ワイマールからヒトラーへ 第二次大戦前のドイツの労働者とホワイトカラー
【著者】エーリッヒ・フロム 著 /佐野哲郎 佐野五郎 訳
宗教改革から産業革命へ
【著者】クリストファ・ヒル 著 / 浜林正夫 訳
世界市民主義と国民国家 I・II
【著者】フリードリッヒ・マイネッケ 著 / 矢田俊隆 訳
戦後歴史学の思想
【著者】石母田正
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