シェイクスピアとの対話
狩野良規
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著者 | 狩野良規 |
---|---|
出版社 | 国書刊行会 |
判型 | 四六判 |
頁数 | 442 頁 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784336073211 |
商品内容
シェイクスピア劇の“肝”はここだよね! シェイクスピアの面白さをひたすら自問自答した、詩人との対話集。戯曲論、劇評、映画評などさまざまな切り口で沙翁の本質に迫る、トンガッたプロモーション・ブック。
そう、シェイクスピア劇にも、唯一の読み方なんて存在しない。入門書に書いてあるほど解決済みの事柄は多くない。けれども、学べば学ぶほど答えがわからなくなる迷宮に遊んでみるのも一興ではないか。その迷宮に一歩足を踏み込んで、自分がこういう風に面白いと思うと、絶えず自分の読み方を表明してみることが肝要。そこから、奥の深い、多種多様な魅力のある、動的な芝居たるシェイクスピア演劇との対話が始まるはずである。--本書より
▼目次
◆第1章 イングランド史劇 --第一・四部作
--1 シェイクスピアの見たヘンリー六世
--2 女性の視点で捉えた歴史劇 --『ヘンリー六世』
--3 名優たちの『リチャード三世』
--4 王朝叙事詩の虚と実
◆第2章 初期の喜劇と悲劇
--1 忘れえぬ舞台 --『ヴェローナの二紳士』
--2 フリンジのシェイクスピア --『夏の夜の夢』
--3 誰が主人公か --『ヴェニスの商人』
--4 パパたちのシェイクスピアとは大違い! --ロミオ+ジュリエット』
◆第3章 イングランド史劇 --第二・四部作
--1 沙翁はやっぱり詩だと言えるまで --『リチャード二世』
--2 フォールスタッフの立ち位置 --『ヘンリー四世』
--3 大衆の時代の『ヘンリー五世』
--4 BBCシェイクスピア史劇『空ろな王冠』をめぐって
◆第4章 ハッピー・コメディ
--1 ロイヤル・シェイクスピア劇場の喜劇 --『から騒ぎ』
--2 お気に召すまま --『お気に召すまま』
--3 イギリスの香りが漂う喜劇 --『十二夜』
◆第5章 四大悲劇
--1 ハムレットの悩み
--2 両雄並び立った『オセロー』
--3 古典劇の現代化 --『リア王』
--4 暗闇の中の彷徨 --『マクベス』
◆第6章 問題劇
--1 悲劇に飽き足りないシェイクスピア --『トロイラスとクレシダ』
--2 善と悪のごった煮 --『終わりよければすべてよし』
--3 正義 --『尺には尺を』
◆第7章 ローマ史劇
--1 非沙翁的シェイクスピア映画 --『塀の中のジュリアス・シーザー』
--2 シェイクスピアの視点操作 --『アントニーとクレオパトラ』
--3 指導者の孤独、シェイクスピアの逡巡 --『コリオレーナス』
--4 不完全な英雄たち
◆第8章 ロマンス劇
--1 シェイクスピア転機の実験劇 --『ペリクリーズ』
--2 BBC版『シンベリン』再見
--3 大劇場のシェイクスピア --『冬物語』
◆第9章 ミサレイニー
--1 スワン劇場のこと
--2 ロイヤル・シェイクスピア劇場のこと
--3 エリザベス朝の演劇 --スワン劇場の芝居
--4 テキスト研究をめざしたころ --細江逸記と山田昭廣
--5 シェイクスピアはルネサンスを知らなかった
--6 シェイクスピアは人生を達観したか --『ビンゴ』
◆第10章 エピローグ
--1 身を退く時 --『テンペスト』
▼著者プロフィール
狩野良規(かのう よしき)
1956年東京都生まれ。東京外国語大学外国語学研究科修士課程修了。東京都立大学人文学部(史学専攻)卒業。オックスフォード大学留学(1991-92年)。現在、青山学院大学国際政治経済学部教授。専攻、イギリスおよびヨーロッパ文学・演劇学・映像論。
主な著書に、『シェイクスピア・オン・スクリーン』(三修社)、『スクリーンの中に英国が見える』、『ヨーロッパを知る50の映画』正・続、『現代を知るための文学20』、『ポジティブシンキングにならないために』(以上、国書刊行会)などがある。
そう、シェイクスピア劇にも、唯一の読み方なんて存在しない。入門書に書いてあるほど解決済みの事柄は多くない。けれども、学べば学ぶほど答えがわからなくなる迷宮に遊んでみるのも一興ではないか。その迷宮に一歩足を踏み込んで、自分がこういう風に面白いと思うと、絶えず自分の読み方を表明してみることが肝要。そこから、奥の深い、多種多様な魅力のある、動的な芝居たるシェイクスピア演劇との対話が始まるはずである。--本書より
▼目次
◆第1章 イングランド史劇 --第一・四部作
--1 シェイクスピアの見たヘンリー六世
--2 女性の視点で捉えた歴史劇 --『ヘンリー六世』
--3 名優たちの『リチャード三世』
--4 王朝叙事詩の虚と実
◆第2章 初期の喜劇と悲劇
--1 忘れえぬ舞台 --『ヴェローナの二紳士』
--2 フリンジのシェイクスピア --『夏の夜の夢』
--3 誰が主人公か --『ヴェニスの商人』
--4 パパたちのシェイクスピアとは大違い! --ロミオ+ジュリエット』
◆第3章 イングランド史劇 --第二・四部作
--1 沙翁はやっぱり詩だと言えるまで --『リチャード二世』
--2 フォールスタッフの立ち位置 --『ヘンリー四世』
--3 大衆の時代の『ヘンリー五世』
--4 BBCシェイクスピア史劇『空ろな王冠』をめぐって
◆第4章 ハッピー・コメディ
--1 ロイヤル・シェイクスピア劇場の喜劇 --『から騒ぎ』
--2 お気に召すまま --『お気に召すまま』
--3 イギリスの香りが漂う喜劇 --『十二夜』
◆第5章 四大悲劇
--1 ハムレットの悩み
--2 両雄並び立った『オセロー』
--3 古典劇の現代化 --『リア王』
--4 暗闇の中の彷徨 --『マクベス』
◆第6章 問題劇
--1 悲劇に飽き足りないシェイクスピア --『トロイラスとクレシダ』
--2 善と悪のごった煮 --『終わりよければすべてよし』
--3 正義 --『尺には尺を』
◆第7章 ローマ史劇
--1 非沙翁的シェイクスピア映画 --『塀の中のジュリアス・シーザー』
--2 シェイクスピアの視点操作 --『アントニーとクレオパトラ』
--3 指導者の孤独、シェイクスピアの逡巡 --『コリオレーナス』
--4 不完全な英雄たち
◆第8章 ロマンス劇
--1 シェイクスピア転機の実験劇 --『ペリクリーズ』
--2 BBC版『シンベリン』再見
--3 大劇場のシェイクスピア --『冬物語』
◆第9章 ミサレイニー
--1 スワン劇場のこと
--2 ロイヤル・シェイクスピア劇場のこと
--3 エリザベス朝の演劇 --スワン劇場の芝居
--4 テキスト研究をめざしたころ --細江逸記と山田昭廣
--5 シェイクスピアはルネサンスを知らなかった
--6 シェイクスピアは人生を達観したか --『ビンゴ』
◆第10章 エピローグ
--1 身を退く時 --『テンペスト』
▼著者プロフィール
狩野良規(かのう よしき)
1956年東京都生まれ。東京外国語大学外国語学研究科修士課程修了。東京都立大学人文学部(史学専攻)卒業。オックスフォード大学留学(1991-92年)。現在、青山学院大学国際政治経済学部教授。専攻、イギリスおよびヨーロッパ文学・演劇学・映像論。
主な著書に、『シェイクスピア・オン・スクリーン』(三修社)、『スクリーンの中に英国が見える』、『ヨーロッパを知る50の映画』正・続、『現代を知るための文学20』、『ポジティブシンキングにならないために』(以上、国書刊行会)などがある。
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読後レビュー
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