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サブカルチャーを消費する

貞包英之

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著者 貞包英之
出版社 玉川大学出版部
判型 四六判
頁数 608 頁
ジャンル エンタメ
ISBNコード 9784472406010

商品内容

20世紀、年少者たちは様々な方法で「家族」のなかに囲い込まれ、「消費社会」から遠ざけられていった。彼・彼女らは、漫画・アニメを大量に消費することで、大人たちを批判し、家族へ反抗した。「消費社会」を超える夢や妄想を受け止め、越えていくまったく新しいサブカルチャーの姿が見えてくる。

▼目次
序章 なぜ漫画やアニメが分析されるのか
--1 言説としての漫画・アニメ
--2 方法論としての漫画・アニメ
--3「消費社会」の現在

第1章 映画を消費する --「サブカルチャー」の形成とミッキーマウスの誘惑
--1 「共通の場」としての活動写真・映画
 --(1) 年少者と活動写真
 --(2) 年少者の退却
--2 映画を遠ざける
 --(1) 映画を「高度」化する
 --(2) 映画を検閲する
--3 映画と家族
 --(1) 消費される映画/消費する年少者
 --(2) 小家族の形成
 --(3) こづかいという問題
 --(4) 年少者と活動写真・映画
--4 年少者向け映画の編成
 --(1) 学校で観る映画
 --(2) アニメーションの流行
 --(3) ミッキーマウスの約束
 --(4) メディアの交差:越境するミッキーマウス
--5 消費社会の模造
 --(1) 消費の摸像・サブカルチャーの形成
 --(2) 手塚治虫という通路

第2章 戦争を消費する --年少者の消費と戦記漫画の変容
--1 叢生する漫画、追放される漫画
 --(1) 映画の戦後
 --(2) 年少者向けの消費の産業化
 --(3) こづかいの定額化
 --(4) 「悪書追放」という抗争
--2 戦記漫画の興隆
 --(1) 戦後の戦争
 --(2) 戦記物の「改変」
 --(3) 年長者への反抗
--3 戦記漫画の変容/戦争を消費する
 --(1) こづかいの「権利」化
 --(2) 趣味の拡散と読者の高年齢化
 --(3) 年長者向け化する戦記漫画:水木しげる、松本零士、望月三起也
 --(4) 戦記漫画から戦争アニメへ

第3章 性差を消費する --バレエ漫画の展開と「戦後家族」の結託
--1 漫画のジェンダー化
 --(1) 女性たちの追放
 --(2) 密室の形成
 --(3) 折り重なるジェンダー
--2 戦後と家族の物語
 --(1) 「戦後」を否定する
 --(2) 「豊かさ」を消費する
 --(3) 「捨て子」を望む
--3 恋愛を消費する
 --(1) 家族の物語から抜け出す
 --(2) 恋愛物語の「完成」
--4 消費社会のなかの恋愛
 --(1) 恋愛のその後
 --(2) 消費社会の恋
 --(3) 性差の乗り越え、他者の乗り越え
 --(4) 「戦後家族」抜きの「消費社会」

第4章 都市を消費する、年少者を消費する --20世紀のサブカルチャーの終焉と対抗的消費
--1 年少者が消費する
 --(1) サブカルチャーの成長
 --(2) システムへの従属
--2 コミックマーケットの膨張
 --(1) 対抗贈与の可能性
 --(2) 理念を再編する
 --(3) 年少者という問題
--3 秋葉原という場
 --(1) 秋葉原の変貌
 --(2) 東京の冷却
 --(3) 他者を排除する
 --(4) 秋葉原の制度的起源
 --(5) 見知らぬ場所
--4 あらたな「消費社会」
 --(1) 模像としてのサブカルチャー
 --(2) 「消費社会」の可能性


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