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アニメ大国 建国紀 1963-1973 テレビアニメを築いた先駆者たち

中川右介

2,145円(税込)

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著者 中川右介
出版社 イースト・プレス
判型 四六判
頁数 488 頁
ジャンル エンタメ
ISBNコード 9784781619125

商品内容

アニメに憧れたマンガの神様の“功”と“罪”

宮崎駿、高畑勲らが台頭した東映動画の躍進。エイケン、東京ムービー、タツノコプロ、ピープロ、スタジオ・ゼロなどの誕生。手塚治虫による虫プロ設立から倒産まで--- その10年にわたる黎明史を描く。日本テレビアニメ史の決定版!
過酷な制作環境の中で、「動くマンガ」に執念を燃やし、テレビアニメ産業を創出した情熱家たちの物語。

マンガ×SF×週刊誌×テレビ--- メディアミックスで「アニメ」が生まれる軌跡!

テレビアニメの歴史が、間もなく60年になろうとしている。
最初の国産連続テレビアニメは、1963年1月1日放映開始の『鉄腕アトム』であり、この年が「テレビアニメ元年」となる。『アトム』が大ヒットすると、早くもその年の10月に『鉄人28号』、11月に『エイトマン』と『狼少年ケン』が始まった。
『鉄腕アトム』は手塚治虫のマンガを原作とし、手塚治虫が創立した虫プロダクションが制作したテレビアニメである。手塚治虫は戦後のストーリーマンガの始祖であると同時に、日本のテレビアニメの創始者でもあった。
テレビアニメ『鉄腕アトム』放映開始4年前の1959年春、小学館の「週刊少年サンデー」と講談社の「週刊少年マガジン」が同時に創刊された。「サンデー」「マガジン」創刊により、「少年雑誌」は週刊誌時代を迎えた。この2誌の創刊号の発売は1959年3月17日で、4月10日に「皇太子(平成時代の天皇)ご成婚」があり、そのパレードを見るために、多くの人がテレビを買った。
1959年の「ご成婚」から64年の東京オリンピックまでの5年で、ほとんどの家庭がテレビを持つようになった。テレビの普及は人びとの生活を、「月」単位から「週」単位へと変え、出版社はそれに合わせて週刊誌を次々と創刊した。
そのテレビ・週刊誌時代に勃興した新しい文藝ジャンルが、週刊誌の連載マンガであり、テレビアニメだった。

日本のテレビアニメは、創始者である手塚治虫がマンガ家だったこともあり、マンガと密接な関係を持ちながら発展していく。テレビアニメの大半はマンガを原作にしており、オリジナル作品であっても、マンガ家によるコミカライズが雑誌に連載されるケースが多く、最初期からメディアミックスがなされていた。
この本はそのテレビアニメの黎明期を歴史として描くものである。
約60年の歴史を持つテレビアニメの「黎明期」とはいつまでなのか。本書では、虫プロダクション倒産の1973年を黎明期の終わりと定義する。そして、直接の後日譚として、『宇宙戦艦ヤマト』までを描き、黎明期から拡大期への移行を確認して終える。
黎明期のさらに前、敗戦直前の映画館から物語は始まる。群像劇となるので主人公はいないが、しいて挙げれば、手塚治虫が中心になる。〈「はじめに」より〉

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