我ら降伏せず -サイパン玉砕戦の狂気と真実-

田中徳祐

2,420円(税込)
(本体 2,200 円)
Vポイント 22ポイント
Vポイントについて
この商品はご購入いただけません
在庫切れ
著者 田中徳祐
出版社 復刊ドットコム
判型 四六判・並製
頁数 234 頁
ジャンル 文芸書
商品内容
GHQにより発禁処分を受けた、幻の実録サイパン戦記---!!

玉砕戦とはかくも無残なものなのか。バンザイ攻撃、米軍の残虐行為、自決、集団投身自殺、そして斎藤中将の最後--- そのすべてを体験し目撃した士官、田中徳祐。
500日にも及ぶ戦闘の間、著者が片時も離さず携行していた作戦地図、隊の行動、敵の動き、戦友の死などを記したメモに基づいて執筆された、実録サイパン戦記。


▼「はじめに」より一部抜粋
私は、昭和二十二年、帰国するとすぐ、この実戦記を書いた。散華した戦友とその遺族、民間人のためにも、残さなければならない、と思って夢中で書いた。「今日の日本」という雑誌にその一部を発表した。だが、当時のGHQの検閲をうけ、ズタズタに切りさかれて、ただの戦争報告にすぎなくなった。あげくの果て、「以後の発表まかりならぬ」というきつい命令までうけ、原稿は書斎に眠ったままとなった。
遺族の要望もあって、七年ほど前に発表の機会にめぐりあった。書庫から取り出して出版社に持ち込まれた。だが、「あまりにもショッキングすぎる」といわれて再び陽の目をみることができなかった。玉砕というあまりにもショッキングな事実を、いまさら、ということもあったろうし、本当の戦争の恐ろしさ、悲しさ、残虐さを知らなかったからかもしれない。しかし、私はただ事実を、体験を、こっそりと持ちかえった作戦図をもとに、書いたにすぎない。多少の記憶違いがあるかもしれない。また、いまの地名とは違った呼び方をしているところもある。しかし、作戦図に書き込まれた戦争は、否定のしようもない事実であった。

▼目次
はじめに
序章 満州からサイパンへ
第1章 スキを突かれた守備隊
第2章 敵上陸 熾烈なジャングル戦
第3章 机上戦術に散る命
第4章 タッポーチョ山陥落
第5章 総攻撃
第6章 残虐の数々の、この恨みいつか
第7章 援軍を夢みて
第8章 あゝ堂々のゲリラ戦
第9章 収容所潜入
第10章 さらばサイパン

▼著者略歴
田中徳祐(たなかのりすけ)
大正9年1月10日生まれ。大阪府天王寺師範学校二部卒業。昭和16年、現役兵として満州九六〇部隊に入隊。17年、豊橋予備士官学校卒業。同年、陸軍少尉任官。19年、訓二五五一部隊(岡兵団)河村部隊甲副官としてサイパン島に転進。現役大尉に昇進。戦後5年間、公職追放。27年4月、教職に復帰。54年、大阪府和泉市立松尾小学校長を勇退。

※本書は1983年・立風書房刊『我ら降伏せず』を底本に復刊するものです。内容は当時と同じものです。
さつばつ=APSR

読後レビュー (全5件)

なんだかなぁ

ノンフィクションなんですよね。 私の曾祖父も南の方(としか聞かされていない)で戦死したので、興味を持ち読みましたが、かなりショックを受けました。 こういうことが現実に、それも100年しない間にあって今に繋がっていると思うと怖いです。 だから武器放棄で戦争反対、じゃなくて、だからこそしっかりと現実に向き合わなければなと思いました。 ただ震えていれば助けてもらえる、が通用しない。この本を多くの...

2018/02/24

一気に読んでしまいました。

サイパン島での生き残りがいたことを初めて知りました。民間人が多数、犠牲になったことがオキナワと同じで、その後の日本の無差別爆撃のことにもつながり、米国の残虐性がよくわかりました。アメリカのしたことは、朝鮮戦争やベトナム戦争でも繰り返されています。国際法を守らないアメリカを信用してはなりません。地震兵器で中京地区を攻撃してから70年が過ぎ、いまやバリケーンの進路を自由自在に変える兵器もあります。絶対...

2017/03/13

敗戦

勝ちたかった。

2012/12/09

実戦の最前線へ送られる兵隊たち

シミュレーションゲームのような観点の「戦記物」が多いなか、この本では現場で何が起こっているのか、どんな悲惨な状況なのかを描写している点で一線を画している。 それは「日本軍側から見た米軍の残虐性」という形をとっている。 しかし実際は、その逆も発生していたはずで、それは隠蔽されている。「玉砕」の命令だけ出して自らは逃げる指揮官たち。「無傷」で復員した筆者もそうだったのだろう。米軍側も最前線には黒人...

2012/12/07

祝 復刊。

私は中古本を8000円で買いましたが、高い時は20000円しました。新書を2310円で購入できるなんて夢のようです。アメリカ人の本質(残虐性)を孫子に伝えるため、読むべき一冊です。

2012/05/10

この商品をお持ちの方、ぜひレビューをお書きください。

復刊投票時のコメント (全145件)

いい加減アメリカ聖兵士伝説から覚めたらどうだろうか。大東亜戦争後占領期間から今に至るまで日本野獣兵が大手を振って歩き回っている。日本のために命を捧げていただいた御英霊に対し申し訳ない。真実に目を向ける...

2011/09/07

ベトナム戦争、wikiリークスから出た動画などで差別的で残虐な米軍の行為は知られているが、サイパン戦で日本人に対してどのような行為を行ったのかもきちんと知っておきたい。軍隊の行為はその国の性質を表して...

2011/02/21

団塊世代の常識である自虐史観が問われて久しいが、世の中の常識はまだまだ「日本は侵略国家だった」状態である。 近日公開される「太平洋の奇跡」なるサイパン戦の映画も日本人を奉る形で戦勝国の大罪から目を...

2011/02/18

「極東国際軍事で断罪された大日本帝国軍に劣らない米兵たちの非人道的な残虐行為」という点に強い関心を覚えた。 いかにもありそうなことだが、今までそこに思い至らなかった。 そんなことが書かれた本は他に...

2011/02/16

だらしなく下品になってしまった我々日本人の姿を見るにつけ、何もかも空しい気持ちになります。敗戦と占領洗脳により広まった自虐的な歴史否定が、我々の心を絶望的な混迷に陥れています。心ある人たちほど未来への...

2007/06/11

支払い / 配送方法

送料は全国一律380円(税込)です。代金引換をご利用の場合、配送手数料とは別に代金引換手数料300円(税込)が別途必要になります。

5,500円以上送料無料、11,000円以上代引き手数料無料