レビュー一覧
読後レビュー
全5件
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なんだかなぁ
ノンフィクションなんですよね。
私の曾祖父も南の方(としか聞かされていない)で戦死したので、興味を持ち読みましたが、かなりショックを受けました。
こういうことが現実に、それも100年しない間にあって今に繋がっていると思うと怖いです。
だから武器放棄で戦争反対、じゃなくて、だからこそしっかりと現実に向き合わなければなと思いました。
ただ震えていれば助けてもらえる、が通用しない。この本を多くの人に読んでもらい、理解して欲しいです。 (2018/02/24) -
一気に読んでしまいました。
サイパン島での生き残りがいたことを初めて知りました。民間人が多数、犠牲になったことがオキナワと同じで、その後の日本の無差別爆撃のことにもつながり、米国の残虐性がよくわかりました。アメリカのしたことは、朝鮮戦争やベトナム戦争でも繰り返されています。国際法を守らないアメリカを信用してはなりません。地震兵器で中京地区を攻撃してから70年が過ぎ、いまやバリケーンの進路を自由自在に変える兵器もあります。絶対にサイパン島のことは忘れません。 (2017/03/13)
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敗戦
勝ちたかった。 (2012/12/09)
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実戦の最前線へ送られる兵隊たち
シミュレーションゲームのような観点の「戦記物」が多いなか、この本では現場で何が起こっているのか、どんな悲惨な状況なのかを描写している点で一線を画している。
それは「日本軍側から見た米軍の残虐性」という形をとっている。
しかし実際は、その逆も発生していたはずで、それは隠蔽されている。「玉砕」の命令だけ出して自らは逃げる指揮官たち。「無傷」で復員した筆者もそうだったのだろう。米軍側も最前線には黒人兵を探りに入れさせている。
国から最前線へ送り込まれる地方兵団たちも、生き残るためには、あらゆる裏切りも行うのは、生存本能としては当然のことだ。日本人植民の裏に隠れて戦う様子が文間から滲み出ている。綺麗事などない。「自分が生き残れるか」が全てだ。
昭和22年に復員するまでに、筆者は当然「東京裁判」を知っていたはずだ。だからこそ、大急ぎで「最高司令官など」を批判的に描写する文章を入れた。
太平洋戦争では生き残りが少ないが、日中戦争や東南アジアでの日本兵が行っていたこと。それは戦争というものの本質を表している。 (2012/12/07) -
祝 復刊。
私は中古本を8000円で買いましたが、高い時は20000円しました。新書を2310円で購入できるなんて夢のようです。アメリカ人の本質(残虐性)を孫子に伝えるため、読むべき一冊です。 (2012/05/10)
シャンパヴェール