第10回書名ミックス大賞 結果発表
ご応募ありがとうございました!
「第10回 書名ミックス大賞」にたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。
皆さまからの作品の数々を以下にご紹介いたします。
※当キャンペーンの概要は、コチラのページにてご確認ください。
それでは、入選作品の発表です!
入選作品は、以下のとおり決定いたしました!!
★☆★ 最優秀賞 ★☆★(1作品)
『ゴルゴ はじめてのおしごと』
◇投稿者:タップして入国 様
◇元ネタ:『ゴルゴさんち』 『はじめてのおしごと マギー(ジョビジョバ) “かんとくコント”から「監督」へ』
これまでに200巻以上もの単行本が刊行され、2021年にはギネス記録にも認定された『ゴルゴ13』。
成功率が限りなく100%に近い超一流スナイパーとして描かれ続けてきたデューク東郷にも、
はじめて暗殺の仕事を遂行した、忘れられない記念日があるはずです。
ライフルを持つ手がガタガタ震えたり、背後に立たれてもまるで気づかなかったり…。
そんな初々しいゴルゴの姿を拝めるのならば、これはぜひ読んでみたい!
という訳で、見事最優秀賞に決定です!
最優秀賞に選出された タップして入国 様には、5,000円分のQUOカードをプレゼントいたします。
★☆★ 優秀賞 ★☆★(3作品)
『藤子不二雄A版 ドラえもん』
◇投稿者:気持ちE月 様
◇元ネタ:『@ll 藤子不二雄A』 『今 敏 MANGA選集 [ワイド版・生原稿ver.] 全3巻』 『ドラえもん 全20巻 <藤子・F・不二雄大全集>』
ファンタジー感あふれる作品の多い藤子・F・不二雄先生に対し、
大人向けブラックユーモアが冴える作品を得意とする藤子不二雄A先生。
そんなA先生の作風で『ドラえもん』が存在するとすれば、これは読んでみたい!
「のび太くん、また約束を破りましたね。ドーン!」と、勢いよく人差し指を突き出してみたものの、
手先が球体なせいで、イマイチ迫力に欠けるドラえもん…。
『なかやまきんに君のお料理の本 パワー』
◇投稿者:ロユ 様
◇元ネタ:『くまさんのおなか』 『やまがあるいたよ』 『きんにく倶楽部』 『ブライアン君の休暇』 『ムーミンママのお料理の本』 『パワー・エリート』
あそこまで筋肉隆々な体つきを目指したいかと言われれば、人によって志向が分かれるところですが、
少なくとも「ムダな脂肪を落としたい」という需要には、かなり応えられそうな一冊です。
しかし、実際のきんに君の食事をちょっと検索してみたところ、鳥の胸肉、ブロッコリー、卵などを
味付けせずにただゆでるだけ、しかもほぼ毎日同じメニューを繰り返し食べているのだとか。
本というよりは、チラシくらいの掲載量で済んでしまいそうな予感がします。
『伊能忠敬の牛車で行こう!』
◇投稿者:甲子園 様
◇元ネタ:『伊能忠敬の古地図を歩く』 『牛車で行こう!』
17年もの年月をかけて日本全国を測量してまわり、精緻な日本地図を作り上げた伊能忠敬。
4万キロという途方もない距離を踏破する過程で、今日はちょっと歩くのしんどいなぁ
なんて気分の日もあったに違いありません。
そんなときには、牛車を使って移動したとかしてないとか!?
九十九里浜から茨城県にかけての単調な海岸線あたりがちょっと怪しいなぁ。
優秀賞に選出された皆さまには、それぞれ3,000円分のQUOカードをプレゼントいたします。
★☆★ 佳作 ★☆★(10作品)
『Ado写真集 素顔』
◇投稿者:ギャグシャア 様
◇元ネタ:『AD2015隔離都市 ロンリネス・ガーディアン』 『カンタン! Delphiプログラミング -あなたにも作れるWindowsプログラミング』 『桜井浩子写真集 act ULTRA』 『織田裕二 素顔の俺を感じてほしい』
最近増えてきましたね、メディアへの顔出しをしない覆面系ヴォーカリスト。
中でも「うっせぇわ」「新時代」などの大ヒット曲で知られるAdoさんは、その代表格といえるでしょう。
普段お目にかかることのできない素顔を拝めるのならば、これは興味をそそられます。
かなりの逆光とか、ものすごい遠景とか、そういうのはナシでお願いします。
『岸田総理 異次元のマトリョーシカ対策』
◇投稿者:戸島竹三 様
◇元ネタ:『唯幻論大全 岸田精神分析40年の集大成』 『ゆうひが丘の総理大臣 全17巻』 『異次元創世記 赤竜の書』 『【バーゲンブック】マトリョーシカ刺しゅう350 -可愛さにほっこり!』 『司法試験対策 判例で書く刑事訴訟法』
「マトリョーシカ対策」と言うからには、ウクライナへの攻撃を続けるロシアに対し、
何らかの実効策を講じる内容が書かれている本なのでしょうか。
人形のイラストを概念図に、一番外側の人形には「注視する」、その中にある一回り小さい人形には
「模索する」と書かれていて、さらに人形を順に開けていくと「見極める」「検討に検討を重ねる」「議論を続ける」…と。
「決定する」や「実行する」が出てくる頃には、人形のサイズはいかほどに!?
『公式完全解析 国葬経費明細書 2022』
◇投稿者: 富士山 様
◇元ネタ:『SIREN2 MANIACS サイレン2公式完全解析本』 『故吉田茂国葬儀記録』 『経費ではおちない戦争』 『特許明細書はタフであれ』 『マジンガーZ 2022 上』
そして政治ジャンルの作品がもう1点入選。国葬にやる/やらないの決め方の基準自体がなく、
国民の合意形成が醸成しない段階で“見切り発車”してしまった手前、
経費に対しても「怪しげな動き」を疑われても仕方ないのかもしれません。
姉妹編=前年に行われた、あのスポーツの祭典の『経費明細書』と合わせて読みたい一冊です。
『197ヵ国のレタスバーガー大図鑑 復刻版』
◇投稿者:あお 様
◇元ネタ:『地球の歩き方 W10 世界197ヵ国のふしぎな聖地&パワースポット』 『レタスバーガープリーズ. OK, OK! 完全版 上』 『宇宙戦争大図鑑 復刻版』
これはなんともマニアック。ハンバーガーではなくレタスバーガーとは!
197ヵ国ともなれば、世界のほとんどの国を網羅していることになりますね。
日本人におなじみの玉レタスやサニーレタス以外にも、ロメインレタス、茎レタス、
フリルレタス、サンチュなど、様々な種類のレタスに合わせた料理が紹介されていそう。
『めざせ平穏 奥さんの言いたいことがわかる本』
◇投稿者:はちゅね 様
◇元ネタ:『サンサーラ・ナーガ めざせ究極の竜使い』 『エルサレム〈以前〉のアイヒマン 大量殺人者の平穏な生活』 『なんぎな奥さん 全5巻』 『赤ちゃんの言いたいことがわかる本』
夫婦のコミュニケーションがうまくいかないと感じたときに、役に立ちそうな一冊です。
家事への協力が足りていない、子どもの面倒をもっとみろ、そんなもの買うのにお金をかけるなんて…
と、妻側からの不満爆発の内容がストレートに綴られています。
夫としては、ただのんびり家で過ごしたいだけなのに、平穏への道はかなり険しい…。
『いちばんわかりやすいきつねダンスBOOK』
◇投稿者:きたきつね 様
◇元ネタ:『いちばんわかりやすいカポエィラBOOK』 『きつねの窓』 『うなぎのダンス』
2022年の新語・流行語大賞にノミネートされるほどの盛り上がりをみせた、ファイターズガールの「きつねダンス」。
可愛い衣装と覚えやすい振付で、大きな話題となりました。
この「いちばんわかりやすい○○ダンス」シリーズは、毎年なにか出版できそうですね。
数年前だったら「PERFECT HUMAN」や、「逃げ恥」エンディングの恋ダンスとかかな?
出版社は、旬のうちにがんばって売りきらないと!
『昭和42年 松岡修造誕生』
◇投稿者:こうちゃん1969 様
◇元ネタ:『昭和42年 ウルトラセブン誕生』 『ピアノ・ソロ 松岡直也 ベスト・セレクション』 『滝口修造の詩的実験 1927-1937』
これは実際にありそうな書名です。本人が半生を語る回顧録的な内容で。
アスリート編、TVタレント編、食いしん坊!万才編… と、1冊では収まらないボリュームになりそうです。
修造さんが移動した先の土地では気温が上昇する、という噂の検証もぜひ載せていただきたい。
『殺しの前に勇気をだしてメイド服着てごらん』
◇投稿者:右京之介 様
◇元ネタ:『殺しの前に口笛を』 『勇気をだして着てごらん』 『オトコのコはメイド服がお好き!? visual book 全2巻』
なんてインパクトのあるタイトル!
メイド服を着たとたん、萌え萌えキュンな気持ちになって、あーもう殺しなんて気分じゃないなぁ~
と、平和な世界へと導かれるストーリーでしょうか。
しかし殺意に満ちあふれている人に「メイド服着てごらん」なんて提案したら、その場で殺されてしまいそうではあります。
『バトルマンガ はずれ能力大辞典』
◇投稿者:あんぱん 様
◇元ネタ:『バトル・オブ・メカゴジラ』 『マンガ学 マンガによるマンガのためのマンガ理論 完全新訳版』 『森のはずれしゃっくりのぼうけん』 『超能力のトリック』 『ハッカーズ大辞典』
バトルシーンが魅力的な漫画は多々ありますが、それらの作品の中で描かれる
“攻撃力の高い能力”とは対極にある“ハズレ技”の方を紹介する辞典。これは気になります。
技を繰り出す前にその技についてやたら詳しく説明するとか、あんなひどいダメージを受けながら
この短時間でもう回復!? とか、そんなあるあるネタも満載ならば、ぜひ読んでみたい!
『マニアック川柳完全名鑑』
◇投稿者:ダイズ 様
◇元ネタ:『新装版 ロックマンマニアックス 全2巻』 『江戸川柳辞典』 『ウルトラマンタロウ 完全復刻版』 『平安美男子名鑑』
当サイトの2大投稿企画といえば、この「書名ミックス大賞」と、毎年6月に行われる「マニアック川柳コンテスト」。
どちらも10年にわたり開催されてきた名物企画です。
「マニアック川柳」の本が刊行されたとしたら、売れますかね!?
こればかりは「読んでみたい」というよりは「作ってみたい」本と言うべきか。
佳作に選出された皆さまには、それぞれTポイント500ポイントをプレゼントいたします。
第10回、終了です。
改めまして、今回もたくさんの投稿ありがとうございました!
今回は、2~3タイトルの書名の組み合わせで魅力的な新書名を生み出した方が多かったように思います。
5タイトル以上の書名を細かく組み合わせるような凝った作品の多い年も過去にはありましたが、
シンプルさへの回帰が進みましたね。
そして、皆さまに重大なお知らせがあります。
おかげさまで10年も続いた当企画ですが、今回をもって一区切りとしたいと思います。
年末年始に開催する恒例イベントとしては、いったん終了です。
今後はどこか気まぐれなタイミングで復活することがあるかもしれませんが、その際はまたよろしくお願いいたします。
という訳で、「第10回 書名ミックス大賞」、これにて終了です。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました!