momo5446さんのページ
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レビュー
…さて、サメス王子と同行するモゲットと好対照をなすのが、ライラエルの友「不評の犬」である。モゲットとの関わりを考えるとき、この存在もまた非常に興味深い。 創世、チャーターの秩序によって世界が成り立つ以前→以後は、カオス→コスモスであるという印象を受ける。 こう考えると、チャーター魔術とは、世界に流れる気のエネルギーを、倫理を旨とした秩序の力の流れに束ねたもの、フリーマジックとは、そこからは...
2014/04/11
Ⅱ、世界の成り立ちへの遡及、善と悪、「モゲット」 三部作第一部サブリエルの後日談として始まるのが、「ライラエル」である。 ここで、物語構成は、時間軸の要素を絡めながら、さらに複雑化、善悪二元論以前の、古王国創世、生死の神秘の謎解きにまで、テーマは押し広げられてゆく。 「サブリエル」で残されたままだった、創世記の謎、秘められた呪歌の意味、モゲット(チャーター魔術によって、アブホーセ...
2014/04/11
Ⅰ サブリエル、世界観設定 この作者の作品は、とにかく世界観、世界構造のスタイルの独自性、その複雑さに特徴がある。 神話的な物語性、創世記の謎解き要素を敷いたダイナミックで魔術的な世界の成り立ち方。 「始めに、ロゴスありき。」を思い出すような、言語の呪術性の視覚化。これらが、確固たる世界構成の理念に基づいた強烈な力強さをもって、物語の魅力、牽引力となっている。 「サブリエル...
2014/04/11