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著者 | ジャン・アヌイ(ジャン・アヌイユ)著 鈴木力衛・芥川比呂志 訳 |
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出版社 | 白水社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784560033401 |
登録日 | 2002/04/10 |
リクエストNo. | 8978 |
リクエスト内容
20世紀フランス演劇の重要作家、ジャン・アヌイ(Jean Anouilh)の戯曲集。
収録作品は以下の3作品。
「アンチゴーヌ」 (芥川比呂志訳)
「ひばり」 「唖のユミュリュス」 (鈴木力衛訳)
・「アンチゴーヌ」は、ギリシャ悲劇のソポクレス(ソフォクレス)の「アンチゴネー(アンティゴネ)」と重なる設定の作品。
・「ひばり」は、女傑ジャンヌ・ダルクを題材とし、現代性も取り入れた作品。
・「唖のユミュリュス」は、身障者の心の問題を扱った作品。
「アンチゴーヌ」と「ひばり」の二つは、いずれも世界演劇史上の重要作である。
「唖のユミュリュス」は、(たぶん)アヌイの処女作であり、彼の劇作の原点がわかる。
とにかく、「アンチゴーヌ」と「ひばり」が両方入っているということが、この本の価値だといってよいようだ。
(1988年8月に発行。2500円ぐらいだった。)
投票コメント
全27件
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表題作はアヌイによるソポクレス『アンティゴネ』解釈であり、『ひばり』の原点でもある。二作品の近似、相違点を比べられる貴重な一冊。『ひばり』は文庫で読めても、『アンチゴーヌ』は読める機会が限られているので、是非復刊希望です:) (2014/06/04)GOOD!1
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高校の時に読んだ「ひばり」を、先日お芝居(蜷川演出シアターコクーンのGOOD!1
TV放送)で見、久しぶりにまた原作を読みたくなりました。
読んだ時はかなり感銘をうけた記憶があるのに、内容がまったく
抜けているのにショックで、もう一度読みたいと思い探しましたが、
絶版になっているのを知り、復刻を望んでいます。
この機に、アヌイのほかの作品も読んでみたく思います。 (2007/04/12) -
2007/2GOOD!1
蜷川幸雄、松たか子で、東京Bunkamurでの公演をみて、せりふがそれぞれつきささる内容と思ったので。
観劇しながら、メモとりましたよ。気に入ったせりふが沢山ありました。
今回は翻訳しなおしているそうですが、読みたいです。 (2007/02/24) -
「唖のミリエール」身障者云々の作品ではありません。この世はズレやすれ違いや思い違いなどに満ちているという洒落た警句です。「ひばり」は稽古が本物の芝居に変貌していく過程が絶妙の稀有の作品です。(40年前の印象ですからピントがずれているかもしてませんが)そしてアンチゴーネは読みたくて読みたくて堪らない未読の作品です。お金があったら一人で300部注文します。電子ブック不可!! (2005/12/24)GOOD!1
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劇団四季でのアヌイ戯曲連続上演を観て、たいへん興味が湧きました。GOOD!1
四季での上演で初めてアヌイ作品に触れたのですが、現代で上演されても色褪せた感のない面白い作品の数々にただ驚くばかりでした。
ぜひ名作集を手元に置き、文字でもアヌイ作品を味わい尽したいので復刊を希望いたします。 (2005/03/20)
読後レビュー
NEWS
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2002/04/10
『アンチゴーヌ アヌイ名作集』(ジャン・アヌイ(ジャン・アヌイユ)著 鈴木力衛・芥川比呂志 訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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nana