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著者 | クザーヌス 著 / 八巻和彦 訳 |
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出版社 | 岩波書店 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784003382318 |
登録日 | 2023/07/09 |
リクエストNo. | 74782 |
リクエスト内容
ドイツの思想家ニコラウス・クザーヌス(1401-1464)は,「知ある無知」「反対対立の合致」を唱えたことで名高い.神学者であり,枢機卿をも務めた彼は,終生にわたり思索とともに実践活動にも力をそそぎ,その思想は極めて多面的であった.その「神秘的思弁」の頂点をなす「神を観ることについて」および本邦初訳の2篇を収録.(岩波書店ホームページより)
▼目次
神を観ることについて
オリヴェト山修道院での説教
ニコラウスへの書簡
投票コメント
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平凡社ライブラリーの『学識ある無知について』とともに文庫で読める数少ないクザーヌスの著作です。GOOD!1
クザーヌスが多くの神学者・哲学者に影響を与えた近代思想の立役者であり、つねに手に入るようにしたいです。 (2023/07/09)
読後レビュー
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神の眼差し
クザーヌスは『学識ある無知』の中で神がいかに人間の認識を超えているかを描きました。では我々はいかに神を認識するのか。
それは我々が神を観ることで神もまた我々を観るのです。また神の眼差しは神の愛であります。クザーヌスの思考は多くの逆説を描いていますが、不思議と納得できます。
彼の思考はどこまでもキリスト教的ではありますが、晩年にはイスラム教との融和を目指したように、超キリスト教的といっても過言ではないでしょうか。
グローバル化やITの発展によって世界には多くの軋轢が生まれています。しかしクザーヌスを通し融和の道が模索できるのではないかと考えます。 (2023/07/23)
NEWS
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2023/07/09
『神を観ることについて 他二編(岩波文庫 青823-1)』(クザーヌス 著 八巻和彦 訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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