１９６３年発行の哲学講座で、京大の研究者が中心となっている。編集主幹はギリシャ哲学の田中美知太郎。すでに耐用年数が過ぎたかのような印象を与えるが、あるブログでは岩波の講座物より、わかりやすいと評価されている（２０１８年の時点で）。以下内容。　１巻　哲学そのもの　２巻　哲学の歴史
３巻　科学理論と自然哲学　４巻　歴史理論と歴史哲学　５巻　社会科学と哲学　６巻　芸術理論　７巻　宗教と倫理　　別巻　哲学案内
哲学という学問が、あらゆる学問分野の基礎となっていることを教えてくれるような編集で、やたら詳細な専門性を誇る哲学書よりも、かえって新鮮な印象を与える。知のありよう全体を見通すには、このような哲学講座も必要だろう。