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著者 | 柴田光男 |
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出版社 | 光芸出版 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2023/03/01 |
リクエストNo. | 74270 |
リクエスト内容
こんにち刀剣趣味の世界で、小刀の存在はまことに小さい。(中略)
この本の冒頭にも書いたように、ふとした機会に一本の小刀を手に入れた私は、どういうわけか小刀の魅力のトリコになってしまった。そして、日本中の小刀をみな集めて、できれば小刀の本を出したいというのが少年光男の夢であった。
以来約三十年、日本中の小刀はとても集めることができなかったが、これまでに集めたもの、集めながら学び得たことを一冊の本にまとめる幸運にめぐまれた。国宝や名品がずらりと並んだ立派で華やかな刀剣書にくらべたら、まことに貧弱な本ではあるが、本書は小刀というものに対する私の「愛情」をすべて吐露したものである。
(本書あとがきより抜粋)
「開運!なんでも鑑定団」でも有名な刀剣柴田会長の柴田光男氏による小刀への愛の詰まった一冊。
投票コメント
全1件
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日本刀と同じ製法で、刀工(刀匠、刀鍛冶)の手で作られるにもかかわらず、顧みられることの少ない小刀。GOOD!2
小刀とは、「三所物」(みところもの)とも呼ばれる小柄、笄、目貫の刀装具のうち、小柄に付けられている刀身である。
現代でいうナイフのように身の回りのちょっとしたことのために用いられることが多く、保存状態が悪かったり研ぎ減ってしまっていることも少なくないが、実は刀身に鏨で銘が切られていたり、刃文を楽しむことができたりと、刀工の技術を堪能できる見どころが詰まっている。
筆者の小刀への愛と情熱が凝縮された詳細な専門書だが、近年は絶版のため古書の価格が高騰している。 (2023/03/01)
読後レビュー
NEWS
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2023/03/01
『日本刀小刀図鑑』(柴田光男)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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メルボン