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ワニと龍―恐竜になれなかった動物の話

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著者 青木 良輔
出版社 平凡社
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784582850918
登録日 2023/01/28
リクエストNo. 74075

リクエスト内容

伝説の動物「龍」とは何だったのか。漢籍と古生物学、考古学、動物学を駆使して、それは滅びたワニの一種であることを解明する。ワニの面白い話題を満載した初の「ワニ学」の本。 伝説の動物「龍」とは何物だったのか。動物学や古生物学、考古学を駆使して、漢籍にたびたび登場するこの動物の正体が、古代の中国に生きていた巨大なワニであることを解き明かす。架空と実在をつなぎながら、その食べ物や絶滅した恐竜との違い、人間との深くて微妙なかかわりなど、ワニのすべてを知る。ワニはちっとも恐くない。この魅力溢れる動物が好きになる本。

はじめに――星の王さま

第一章 龍は実在の動物だった。
  龍信仰の起源
  龍が姿を消したわけ
  日本にいたワニ
  龍の正体だった温帯性の巨大ワニ
  ワニなら、なぜ角があるのか

第二章 恐竜にならなかった龍・ワニ
  ワニのオスとメス
  シイタケ問答
  恐竜の絶滅

第三章 ワニのかたち
  クロコダイルとアリゲーター
  失われた唇
  一重マブタと二重マブタ

第四章 ワニの食卓
  魅惑の唇
  サラダは嫌い?
  原始哺乳類への脅威
  人類への脅威
  質素なメニュー
  共食い
 
第五章 人との関わり
  恐竜本なんて嘘ばかり
  原始人の武器
  エジプトのワニ信仰
  この星の王様

おわりに

現生ワニ種名一覧

引用文献

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投票コメント

全6件

  • 最近亡くなられた著者による龍とワニをめぐる興味深い一冊であり、龍という伝説の存在を。漢籍と古生物学、考古学、動物学を駆使して、それは滅びたワニの一種であることを解明していく。
     懐疑的あるいは荒唐無稽と見るような意見もあったが、名大・東大などによって「中国広東省の青銅器時代のワニの標本を調査したところ、かつて爬虫類学者・青木 良輔氏が提唱したように、マチカネワニに近縁な大型種が有史以降まで生延びたこと、ワニ類の形態進化の間隙を埋める中間種(移行種)であること、古代広東人と共存し、人為的に絶滅した可能性が高いことが分かりました。」(日本経済新聞 2022年3月9日)と記事にあるように、この説が正しいことがほぼ確定された。
     改めて本書を読んでみたいと思ったが、意外なことに近隣の図書館でも置かれておらず、ネットでも価格が高騰している。
     この本はこの分野に興味のある人に対し必ず読まれていく必要のある研究成果であり、同じ分野を学ぶ者にとっては研究方法として新たな知見を与えるはずである。著者の成果を改めて多くの人に読まれていく必要があるように思う。 (2023/01/28)
    GOOD!4
  • ここ数年の発掘研究で古代中国では7m前後の巨大ワニが棲息していたと実証され、古文書の記録と照らし合わせると、龍とは巨大ワニを指していたのではないかという論の信憑性が高まっています。
    青木氏の「ワニと龍」はその先駆けとなる著書とのことで興味を持っていますが、絶版となりわずかな中古品の値段もかなり高く、入手困難です。
    ぜひ購入して読みたいと願っております。 (2024/03/23)
    GOOD!0
  • とても読みたいのですが、電子書籍がないので復刊してほしいです。 (2024/01/26)
    GOOD!0
  • 辰年なので。 (2023/12/28)
    GOOD!0
  • 最近新たに研究が発表され、この本で論じられていた説の正しさが裏付けられました。本書は今こそ広く再読されるに値すると思います。ぜひ復刊して欲しいです…! (2023/03/29)
    GOOD!0

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NEWS

  • 2023/01/28
    『ワニと龍―恐竜になれなかった動物の話』(青木 良輔)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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