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著者 | 長尾雅人 |
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出版社 | 岩波書店 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784000048897 9784006003203 |
登録日 | 2022/11/18 |
リクエストNo. | 73655 |
リクエスト内容
代表的な大乗経典の一つである『維摩経』の特色は,主人公の維摩が居士(在家の仏教信者)であることである.家族,職場,男女の複雑な人間関係,名誉,地位,金銭への拘り…,この汚濁の現実の中に生きながら.安らぎの道は得られるだろうか.在家の人々を救うことを第一の目的とした『維摩経』こそ,最も現代人にふさわしい経典といえる.『維摩経』を,経典研究の第一人者が読み解く.(解説・桂紹隆)
(岩波書店ホームページより)
中公文庫『維摩経』の訳者による解説書。
投票コメント
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『維摩経』の解説書はいくつも存在しますが、トップクラスの出来だと思います。GOOD!0
中公文庫『維摩経』のお供にどうぞ。 (2022/11/18)
読後レビュー
全1件
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逆説を超えて
『維摩経』は大乗仏教の初期に成立した経典です。
ドラマ仕立ての構成や逆説(パラドキシカル)的な論説と禅宗をはじめ現代においても人気の高い作品です。
解説書も多いですが、本書ほど「わからない部分はわからない」と率直に向き合った著作は少ないでしょう。
1999年にサンスクリット原典が発見され現在はその現代語訳も刊行されていますが、本作の価値も廃れていません。真摯に『維摩経』と向き合いたいという方にお勧めです。 (2023/02/03)
NEWS
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2022/11/18
『『維摩経』を読む(岩波現代文庫/学術320)』(長尾雅人)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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