| 著者 | ミロ・ガヴラン |
|---|---|
| 出版社 | 近代文藝者 |
| ジャンル | 文芸書 |
| ISBNコード | 9784773380279 |
| 登録日 | 2021/05/13 |
| リクエストNo. | 71223 |
軽い知的障害のある青年の日記の形で綴られている作品で、自分に向けられた偏見に、泣き寝入りせざるを得ない日々と苦悩が、素朴に表現されています。またその偏見は、他人にばかりでなく、なんと自分の家族にもあり、過酷な環境の中で暮らしていかなければならない物語です。人間の価値とは、という究極の問をも投げかけているように感じます。
実の母親の偏見のせいで、幼いころから施設に入れられ、殆ど家族と接することがなかった主人公ですが、成人したため、施設から出なければならなくなり、やむを得ず家族のもとに帰ります。ところがそこには、それまで自分の存在も知らされていなかった妹と弟も待っており、自分と家族の試練が始まります。楽しかった施設に戻りたくても戻れず、また、施設のあった都会とは違い、自宅のあるのは、誰もが顔なじみの保守的な村。当然のことながら、偏見にさらされ続けます。しかし、母親の気の強さに勝てない父親は、もとから寛大であり、突然兄の存在を知り、初めは戸惑っていた妹と弟は、柔軟性のある若者。逃げ出したいほどの家族との生活の辛さは、少しずつ和らぎ始めます。さらに、偏見とは無縁の女性が現れ、自分の価値を認めてくれ、二人は恋に落ちます。ところがまたそこに、女性の父親の醜く頑固な偏見が…。
実の母親の偏見のせいで、幼いころから施設に入れられ、殆ど家族と接することがなかった主人公ですが、成人したため、施設から出なければならなくなり、やむを得ず家族のもとに帰ります。ところがそこには、それまで自分の存在も知らされていなかった妹と弟も待っており、自分と家族の試練が始まります。楽しかった施設に戻りたくても戻れず、また、施設のあった都会とは違い、自宅のあるのは、誰もが顔なじみの保守的な村。当然のことながら、偏見にさらされ続けます。しかし、母親の気の強さに勝てない父親は、もとから寛大であり、突然兄の存在を知り、初めは戸惑っていた妹と弟は、柔軟性のある若者。逃げ出したいほどの家族との生活の辛さは、少しずつ和らぎ始めます。さらに、偏見とは無縁の女性が現れ、自分の価値を認めてくれ、二人は恋に落ちます。ところがまたそこに、女性の父親の醜く頑固な偏見が…。
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2021/05/13
2021/05/13