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• 忘れられていた息子

  【著者】ミロ・ガヴラン

  「偏見」の問題が押し付けがましくなく提起され、現代社会に蔓延るこの問題について、改めて考えさせられます。
  　しかし、暗く重いテーマでありながら、悲愴感はそれほど感じられず、主人公のものの見方や言葉が滑稽でさえあることもあり、楽しく読める一冊です。　　　さらに、あまり馴染みのないクロアチアの生活習慣なども登場する、興味深い本です。(2021/05/13)